アメリカでの迷惑メッセージ(スパムSMS、スパムテキスト)対策方法

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アメリカでは、迷惑電話や迷惑メッセージ(SMS)が多いです。今回は、その対策方法と、実際に筆者が受け取ったことのある怪しげなメッセージについて紹介します。

迷惑電話の対策方法はこちら

 

 

 

 

アメリカで迷惑メッセージが多い理由

大量のメールの写真

アメリカでは、日本に比べて迷惑メッセージ(SMS)が多いです。日本でメッセージをやりとりする方法としてはアプリの「LINE」が最も普及していますが、アメリカでは電話番号を使った通信メッセージ(SMS)を使うのが一般的です。日本では有料のSMSも、アメリカでは無制限の使い放題プランが多いです。

 

 

携帯電話のイメージ

メッセージをやり取りする方法として、SMSが一般的なアメリカ。つまり電話番号の情報が洩れれば、スパムSMSも増えます。アメリカでは固定電話と携帯電話の番号に区別が無く、電話番号は常に枯渇状態。解約された電話番号は30日で再利用されます。したがって、前の持ち主がその番号を様々な場所に登録していた場合、前の持ち主宛ての間違いメッセージも届きます。また、迷惑電話と同様に、自動でテキストを大量配信できるシステム「ロボテキスト(Robotext)」が悪用され、たくさんのスパムSMSが作成されているのが実情です。

 

 

迷惑メッセージ(スパムSMS)対策方法

メッセージを打つイメージ

まずは、届いた場合の対応方法です。アメリカの場合、SMSは使い放題プランの場合が多いので、身に覚えのないメッセージは放っておきましょう。スパムSMSで気を付けるべきことは、添付のURLをクリックしたり、添付ファイルを開かないことです。ウイルスに感染する恐れがあります。またメッセージに返信したり、電話をかけなおすのもダメです。メッセージの中には、「To stop texts reply STOP(メッセージを停止したい場合はSTOPと返信して)」のような内容の場合もありますが、これが詐欺だった場合、STOPと返信すると、この番号が有効であることが詐欺師側に確認され、さらに迷惑メッセージが増える可能性もあります。

 

 

STOPのイメージ

対策方法の1つめは、迷惑メッセージの電話番号をブロックすること。例えばiPhoneの場合、メッセージ受信画面の番号をクリック → インフォメーションボタンをクリック → ページ最下部の赤文字「この発信者を着信拒否」(英語だとBlock this Caller)をクリック、でその番号の通話もSMSも拒否することが出来ます。アンドロイドでも似たような方法で着信拒否可能です。この対策方法の難点は、スパムSMSは数字1桁を変えた電話番号から次々に届く場合もあるので、その場合、その都度着信拒否設定をするのが面倒な所です。

 

 

大手通信会社のロゴ

対策方法の2つめは、通信会社の無料フィルターアプリをダウンロードすること。大手通信会社は、各社無料の迷惑電話やSMSへの対策アプリを出しています。Verizonは「Verizon Call Filter」、T-mobileは「Scam Shield」、AT&Tは「AT&T ActiveArmor」などです。スパムと思われるSMSは、そもそも受信する前にブロックされる設定があります。

 

 

アプリのロゴ

対策方法の3つめは、好みの迷惑メッセージ対策アプリをダウンロードすること。大手通信会社ではなく、格安SIMなどを活用している場合、別なアプリをダウンロードする必要があります。例えば、iPhone、アンドロイド、両方でダウンロードできるアプリとして、「Truecaller」や「Hiya」があります。どちらもスパムSMSだけでなく、迷惑電話対策も含んだアプリです。迷惑電話の対策方法の記事でも、使い方を紹介しています。

 

 

 

実際に届いた迷惑メッセージ(スパムSMS)

ここからは実際に筆者に届いた迷惑SMSの一例をご紹介します。間違えてクリックや返信をしないための、参考にして下さい。

 

      

     迷惑メール1

全く記憶の無いグループへのお誘い。基本的にURLはクリックしないように気を付けて下さい。

 

 

    

      迷惑メール2

よく届いたSharronさん宛てのメッセージ。Sharronが前の持ち主の可能性も。普通のURLに見えますがクリックしていません。

 

 

 

迷惑メール4

この電話に一番よく届くのがDevinさん宛てのメッセージ。前の持ち主の最有力候補。怪しげなビデオチャットに誘われています。Devinさんに会いたい人が多すぎます。

 

 

      

        迷惑メール5

個人宛ではなく、複数人に同時に送信するタイプの迷惑メッセージ。グループチャットを装っているようです。他の人が皆「STOP」と返信しているので、自分も返信しなくちゃいけない?と錯覚します。

 

 

銀行名ありの迷惑メッセージ

これはブロックするまで毎日届いたメッセージ。実際に存在する銀行名が記載されています。そしてSTOPやHELPの返信を促すタイプ。こちら、送信者の番号の桁が少ないですが、これはショートコード(Short Code)と呼ばれる5桁の番号で、SMSで使われることはよくあります。

 

 

選挙関連の迷惑メッセージ

これは選挙の頃に届いたメッセージ。ノースカロライナで立候補していた民主党候補者に投票するなという内容で、動画が添付されているようです。お隣の州の候補者ですが、どれほどばら撒かれているメッセージなのでしょうか。

 

まとめ

アメリカでは迷惑メッセージ(スパムSMS)がよくあります。怪しいメッセージには対応しないこと、メッセージを受信したくないなら、フィルターアプリを導入するなど対策が可能です。迷惑電話対策も兼ねる場合が多いので、ぜひお試しください。

 

 

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