アメリカで２０回近くキャンプを楽しんでいます。ジョージア州は福岡市と同緯度で、四季のある過ごしやすい州。そんなジョージア州で何度も冬キャンプを楽しんでいます。そこで今回は、とある１２月のキャンプを参考に、冬キャンプの魅力について紹介していきます。他のアメリカキャンプの体験記一覧はコチラからどうぞ。
今回のキャンプ場「Red Top Mountain State Park」
今回参考にする「Red Top Mountain State Park」は、アメリカジョージア州北部のアラトゥーナ湖（Allatoona Lake）のほとりにあるキャンプ場です。こちらのキャンプ場の詳しい情報は、別の記事にて紹介しています。
冬キャンプの魅力
ここからは、この「Red Top Mountain State Park」での写真を使いながら、アメリカ冬キャンプを何度も体験した筆者なりの、冬キャンプの魅力について紹介していきます。
魅力① 澄んだ空気と美しい景色
こちらは宿泊したキャンプサイトの様子（電気・水道あり）。このサイトは、湖が目の前に広がることもあり、見晴らし抜群。特に、冬は空気が澄んでいて気持ちが良いです。木が多いサイトの場合、秋の紅葉シーズンもおすすめです。
このキャンプ場は自然にできた湖のビーチが点在しています。空気が澄んでいて、青空が本当に美しいです。また、夏にはボート遊びを楽しむ人々が、朝から夕方まで爆走していますが、冬はオフシーズンのため、とても穏やかに輝く湖を眺めることが出来ます。
冬は朝晩が冷え込むので、時間によって異なる景色を楽しめるのも魅力のひとつです。キャンプサイトから見えていた湖は、朝になると一面霧に覆われて見えなくなっていました。
朝日が昇ってくると、湖面から幻想的な水蒸気が昇りました。刻々このように刻々と変化してゆく景色に心奪われながら、ゆっくりとした時間を過ごすことができるのも冬キャンプの魅力です。
魅力② 虫が格段に少ない
アウトドアで楽しむキャンプ。虫、動物、日光、雨、寒さ暑さなどの影響は避けられません。キャンプは好きだけど、虫も寒さも苦手な筆者（笑） ジョージア州は四季があるけど、冬に雪はほとんど降らないという暖かい地域。冬以外の季節には、アリ（ヒアリ fire ant）、ハエ、ハチ、蚊、ゴキブリ（大きめ）など、あらゆる虫たちが出てきます。しかし冬には、黒いアリが少しいるだけという感じで、格段に虫の出現率が下がります。虫よけスプレーを体にかけ続ける必要もなく、大変過ごしやすいです。
冬キャンプでは、虫は減りますが、動物たちは居ます。このキャンプ場、クマは出ない地域ですが、アライグマ、リス、シカ、などは１年中いるようです。なので、ゴミなどの管理は冬でも注意が必要です。この時は、夜片づけ忘れたキッチンペーパーに、くっきりとアライグマの足跡が。
魅力③ あったかいキャンプご飯が美味しい
冬は寒いので、夏に比べて食品の持ち運びへの気遣いも減ります。冷たい飲み物をたくさんキープする必要もないので、食べ物関係の荷物が減るのも楽です。また、温めただけの缶スープや、ホットサンドメーカーで挟んで焼いただけの冷凍肉まんなど、簡単料理でも寒さの中で食べると美味しさが染みてきます。また寒い朝霧の中、頂く出来立てコーヒーも格別です。
料理が冷めやすいという難点もありますが、温めながら食べられる料理は、寒さの中で美味しさが倍増します。特に寒い日は、おでんやお鍋など、暖かい汁物や煮込み料理が本当に美味しいです。
魅力④ 焚き火と星空を満喫
冬キャンプで欠かせないのが焚き火です。アメリカのキャンプサイトには、基本的にキャンプファイヤーピットが設けられているので、焚火台を持っていなくても大丈夫。昼間から温まるために使いますが、特に夜の暗闇に揺らめく炎を眺めながら暖をとると、とても癒されます。またアメリカキャンプで、焼きマシュマロとチョコをクラッカーに挟んで食べるスモアは定番。また、冬は特に星空が美しいです。ぜひ頭上の木々が少ない場所で、星空観察も楽しんでみて下さい。
まとめ
冬キャンプには、暖かい時期には無い魅力がたくさんあります。またアメリカは電気水道ありのRV用サイトが多いので、寒さに耐えられなければ電気暖房機器を使うことも出来ます。景色や食べ物も最高、虫が居ないのも（個人的に）最高です。まだ雪が多い場所でのキャンプ経験は不足しているので、追々極めていこうと思います。
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