アメリカのジョージア州の中心に位置するメーコン市（Macon）では、毎年春に「国際桜まつり（International Cherry Blossom Festival）」が開催されます。１週間続くお祭りの様子について、写真と共に紹介します。
ジョージア州の桜まつりとは
ジョージア州メーコン（Macon）では、毎年３月に「International Cherry Blossom Festival」という桜まつりを開催しています。１９８２年から続くお祭りで、なんとメーコンでは３５万本以上のソメイヨシノが咲くそうです。町全体がお祭りの雰囲気になり、移動遊園地やイベントステージも設けられて盛り上がります。お祭りのキャッチフレーズは「The Pinkest Party On Earth」と、なかなかの宣伝文句です（笑）詳しくは公式ホームページをご覧ください。
桜まつりの様子
ここからはいくつかの写真と共に、メーコンの桜まつりの様子を紹介します。満開のソメイヨシノを見られると、アメリカに居ても春だな～と感じます🌸
Caralyn Crayton Parkの移動遊園地
この時期、メーコンの街中がお祭りムードになります。ダウンタウン近くの「Carolyn Crayton Park（キャロリン・クレイトン・パーク）」には、移動遊園地や屋台が集合します。ここは入場料が必要なエリアで１日１人＄１０です。１０歳以下は無料です。手荷物検査もあるので、最小限の荷物で行くことをおすすめします。
この日は春の陽気でしたが、風は少し冷たいので上着が必要でした。外を歩く時間が長くなる方は、格好にも気を付けて下さい。この日はパークの入場口に大行列ができるほどの人出でした。
移動遊園地の乗り物には別料金が必要です。各乗り物ごとにチケットが必要で、乗り物用チケットが会場内で販売されています。平日か週末かで料金が変わるので、詳しくは公式ページをご確認下さい。
小さい子向けから大人が楽しめるものまで、様々な乗り物が集合しています。移動遊園地の安全性は謎なので、自己責任で楽しんで下さい。
出店には似顔絵屋さんもありました。絵描きさんごとに、それぞれ違う個性のイラストが並んでいます。試しに描いてもらうと、ほんの数分で特徴をつかんだ似顔絵が完成して、楽しい思い出になりました。
メインステージでは音楽ライブが、他の特設ステージではアクロバティックショーなど、様々なイベントが催されています。また食べ物の屋台やフードトラックもたくさんあり、食事、スイーツ、お酒などが販売されていました。ベンチや屋根付きテントもあり、手ぶらで行ってもその場で食事が楽しめます。
会場内の建物では、イベントのお土産が販売されていたり、桜の苗木を購入することもできます。この時は３種類の桜の苗木が販売されていました。
公園内にはたくさんの桜があり、ソメイヨシノ以外の花も咲いていました。ただし日本の「お花見」で連想するように、桜が密集して並んでいる訳では無いので、日本のお花見をイメージしていくと、若干がっかりするかもしれません。桜を愛でるよりも、春の陽気とフェスティバルをにぎやかに楽しむ場所です。
メーコンのダウンタウン
メーコン（Macon）は古くからネイティブアメリカンが住んでいた歴史ある街でもあります。ダウンタウンには博物館やオペラハウスがあり、古くも美しい街並みです。お祭りの期間は、このダウンタウンでも様々なイベントが開催されます。
町のいたる所が桜のモチーフでデコレーションされます。レストランの窓から道路まで、町中がお祭りを盛り上げます。
イベントはたくさんありますが、中でもパレードはとても大きくて盛り上がります。町中の小中高大の学生が、楽器を演奏したりしながら練り歩きます。他にも、スポンサーを含めたくさんの団体が参加していて面白いです。スクールバスから消防車まで、町のあらゆるものが大集合します。
残念ながら、その年によっては桜が全然咲いていないこともあります。気温や天候に左右されていまうのは仕方ありません。提灯だけぶら下がった、花の無い桜並木はちょっと寂しい。ですが、桜の開花に関係なく、町の人はピンク色の服を着て盛り上がっています。ちなみに、公式サイトに桜のライブカメラがあるので、気になる方はお出かけ前にチェックすると良いでしょう。
まとめ
ジョージア州メーコンでは、毎年３月に桜まつりが開催されています。公園内の桜の数は、日本に比べれば少ないですが、ソメイヨシノの淡いピンク色と春の訪れを楽しむことが出来ます。機会があれば、移動遊園地などのアメリカらしいお祭り＆桜の組み合わせを、ぜひ楽しんでみて下さい。
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