アメリカでヘアドネーションをする方法 | 長く伸びた髪の毛を寄付してみよう

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ヘアドネーションとは、誰でも行える髪の毛の寄付活動です。アメリカでヘアドネーションする方法や実際の様子について紹介します。

 

ヘアドネーションとは

ヘアカットのイメージ

Image by Tumisu from Pixabay

ヘアドネーション(髪の毛の寄付)とは、病気や事故などで頭髪を失った子どもや女性たちに、寄付された髪で作られたウィッグ(かつら)を無償で提供する活動です。現在、様々な団体がこの活動を実施しています。

 

 

アメリカでヘアドネーションする方法

ヘアカットのイメージ

ヘアドネーションをする方法としては、以下の3ステップです。

  1. 髪の毛を寄付する団体を決める
  2. 髪の毛をカットする
  3. 髪の毛を郵送する

ヘアドネーション団体に賛同している美容室にいけば、美容室側で対応してもらえる場合もありますが、基本は自分で髪の毛を郵送することになります。送料はドナー(寄付する側)持ちです。

 

寄付する髪の毛の条件

寄付が可能な髪の毛には、長さ、カラーリングの有無など様々な条件があります。これはヘアドネーション団体によって異なります。一般的には30cm前後の長さが必要とされます。

 

アメリカのヘアドネーション団体紹介

ここでは有名なヘアドネーションの団体や、寄付するための条件を紹介します。内容は変更される可能性もありますので、事前にリンクの公式ホームページからご確認下さい。

 

1.LOOKS OF LOVE

  • 最短10インチ(25.4 cm)から寄付可能
  • カラーリングやパーマされた髪も寄付可能
  • 白髪も寄付可能(子ども用のウィッグとしては使用されない)
  • 束ねられていない髪は寄付不可
  • ブリーチした髪は寄付不可

この団体によれば、1つのウィッグを作るのに10~12本のポニーテールが必要になるそうです。

 

2.WIGS FOR KIDS

  • 最短12インチ(30.5 cm)から寄付可能
  • よりよい寄付のため14インチ(35.6 cm)まで伸ばすことを推奨
  • カラーリング、ブリーチ、ハイライト、パーマの髪は寄付不可

この団体では頭全体を4本ほどのポニーテールで分けるなど、詳しいカット方法も紹介されています。またメンテナンスなどに子ども1人あたり年間平均$1800の費用がかかるため、募金も受け付けています。

 

3.HAIR WE SHARE

  • 最短12インチ(30.5 cm)から寄付可能
  • Ponytail tracking programに参加すれば、8インチ(20.3 cm)から寄付可能
  • カラーリングの髪も寄付可能(ブリーチは不可、自然な色に限る)
  • パーマや縮毛矯正の髪も寄付可能
  • 白髪も寄付可能

この団体が行っている「Ponytail tracking program」とは、$145を寄付することで、最短8インチから寄付可能となり、寄付した髪がどのようなかつらになったか情報を受け取れる活動です。

 

4.Children With Hair Loss

  • 最短8インチ(20.3 cm)から寄付可能
  • よりよい寄付のために10~12インチ(25.4 ~ 30.5 cm)を推奨
  • カラーリングはされてない方が好ましいが、状態が良ければ可
  • 白髪も寄付可能

この団体は募金の他にチャリティーイベントなども開催して寄付を募っています。

 

実際にヘアドネーションをしてみた

切った髪の毛

長らく放置した髪の毛が12インチ(30.5 cm)以上の長さになったので、今回は「WIGS FOR KIDS」でヘアドネーションをしてみました。まずは、美容室で長さを測ってもらった上でカットしてもらいます。

 

 

郵送前

ホームページからドナー登録をし、印刷した登録用紙とジップロックに入れた髪の毛を封筒に入れ、所定の住所へ郵送しました。宛先を見た郵便局のお姉さんが、「どれくらい髪を伸ばしたの?」「I'm proud of you!」と笑顔で話しかけてくれました。アメリカの良い文化ですね😊

 

 

メールの画面

髪の毛郵送後、後日メールで「ポニーテールを受け取りました。」の連絡が来ます。これで無事に送付完了です。



まとめ

ヘアドネーションとは、頭髪の無い子どもや女性たちにウィッグを無償で届けられる寄付活動です。団体によって活動や寄付条件が異なるので、自分の考え方に合った団体を選んで寄付することも大切だと感じています。また髪の寄付だけでなく、募金でも子ども達を助けることができます。長い髪を切る際には、寄付ができないかぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

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