【アメリカの祝日まとめ】州ごとに変わるアメリカの祝日(2024年祝日カレンダー付き)

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アメリカにも日本と同様に、様々な祝日があります。しかし祝日の数は意外と日本より少ないのです。その祝日の種類や特徴などについて、詳しく紹介していきます。

 

 

アメリカと日本の祝日を比較

祝日のイメージ

日本の祝日は年間で16日ですが、アメリカの祝日は年間で11日。意外にも日本の方が祝日数が多いです。アメリカでは、2021年から「Juneteenth National Independence Day(奴隷解放記念日)」が追加され、年間祝日が11日となりました。また日本では日付で定められた祝日が多いですが、アメリカでは多くの祝日が月曜日に設定されており、土日に重なった場合は金曜月曜が振替え休日になるため、連休が取りやすい仕組みになっています。(振替休日などは州によって異なる場合があります。)

 

アメリカの祝日まとめ一覧

ここからアメリカの祝日を一覧で紹介します。アメリカの場合、州ごとに祝日を定めることが可能であるため、州ごとに祝日が追加されたり減ったりする場合があります

 

  1.  元日(New Year's Day)→1月1日
  2.  キング牧師の日(Martin Luther King Jr. Day)→1月第3月曜日
  3.  大統領の日 / ワシントン誕生日(Presidents' Day)→2月第3月曜日
  4.  メモリアルデー(Memorial Day)→5月最終月曜日
  5.  奴隷解放記念日(Juneteenth National Independence Day)→6月19日
  6.  独立記念日(Independence Day)→7月4日
  7.  労働者の日(Labor Day)→9月第1月曜日
  8.  コロンブスの日(Columbus Day)→10月第2月曜日
  9.  退役軍人の日(Veterans Day)→11月11日
  10.  サンクスギビングデー(Thanksgiving Day)→11月第4木曜日
  11.  クリスマス(Christmas Day)→12月25日

 

 

2024年の祝日カレンダー(ジョージア州/GA)

アメリカでは州ごとに祝日を定めることが可能で、州によって国の祝日が減ったり、州の祝日(State Holiday)が追加されたりします。その一例として2023年のジョージア州の祝日一覧を紹介します。

 

  • 元日(New Year's Day) 1月1日(月)
  • キング牧師の日(Martin Luther King Jr. Day) 1月15日(月)
  • 州の祝日・グッドフライデー(Good Friday) 3月29日(金)
  • メモリアルデー(Memoridal Day) 5月27日(月)
  • 奴隷解放記念日(Juneteenth)  6月19日(水)
  • 独立記念日(Independence Day)7月4日(木)
  • 労働者の日(Labor Day) 9月2日(月)
  • コロンブスの日(Columbus Day) 10月14日(月)
  • 退役軍人の日(Veterans Day) 11月11日(月)
  • サンクスギビングデー(Thanksgiving Day) 11月23日(木)
  • 州の祝日                 11月29日(金)
  • クリスマス(Christmas Day) 12月25日(金)
  • 州の祝日・ワシントン誕生日(Washington's Birthday)12月24日(火) ※2/19ワシントン誕生日を12/24に振替

 

国の祝日に基づき、州の祝日はその前年に正式に決定されます。そして州独自の祝日は毎年変化します。ジョージア州は大統領の日(Presidents' Day)もしくはワシントン誕生日(Washington's Birthday)として知られる2月第3月曜の祝日を、12月のクリスマス前後に移動して、クリスマス連休が長くなるように調整しているようです。詳しくは公式サイトをご覧ください。

 

 

各祝日を簡単解説

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ここからは、アメリカの祝日11日を、ざっくりと解説していきます。

 

元日(New Year's Day)1月1日

日本と同様に、年初の1月1日は祝日です。11月末のサンクスギビング(感謝祭)から続いていたホリデーシーズンが終わり、1月2日からは完全な日常に戻ります

 

キング牧師の日(Martin Luther King Jr. Day)1月第3月曜日

マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの日。日本ではキング牧師として知られ、アフリカ系アメリカ人の人種差別撤廃に尽力し、ノーベル平和賞を受賞した人物。彼の誕生日は1月15日ですが、祝日は1月第3月曜日に設定されています。

 

 

大統領の日(Presidents' Day)2月第3月曜日

アメリカの歴代大統領を称える祝日です。正式にはワシントン誕生日(Washington's Birthday)という祝日で、初代大統領であるジョージ・ワシントン(George Washington)の誕生日2月22日にちなんで、2月第3月曜日に設定されています。しかし広くは大統領の日として知られています。

 

メモリアルデー(Memorial Day)5月最終月曜日

メモリアルデーとは、日本語では「戦没将兵追悼記念日」と表現されます。つまりあらゆる戦争で亡くなったアメリカ軍兵士を追悼する日です。毎年5月の最終月曜日に設定されています。またアメリカでは、夏の始まりをイメージさせる日でもあり、9月のレイバーデーで夏の終わりを感じます。

 

 

奴隷解放記念日(Juneteenth National Independence Day)6月19日

この奴隷解放記念日は、2021年に制定された新しい祝日です。6月19日(June Nineteenth)を略して、通称「ジューンティーンス(Juneteenth)」と呼ばれます。1862年のリンカーン大統領による奴隷解放宣言後も、奴隷身分とされていたテキサス州の人々に、1865年6月19日、全ての人は自由であるという連邦政府命令が伝えられたことを記念して設定されました。

 

 

独立記念日(Independence Day)7月4日

独立記念日は、アメリカ独立宣言が公布されたことを記念する祝日です。1776年7月4日、当時イギリスによって統治されていた北米13植民地の独立を宣言した文書が採択されたことを記念して、毎年7月4日はお休みになります。この日は町中に星条旗が掲げられ、各地で花火大会が開催されるなど、アメリカらしい賑やかな祝日になります。

 

 

労働者の日(Labor Day)9月第1月曜日

労働者の日、通称「レイバー・デー」は、日本でいう勤労感謝の日(11月23日)と似た祝日です。9月の第1月曜日に設定され、メモリアルデーが夏の始まりを告げるように、レイバー・デーは夏の終わりの象徴します。またアメリカンフットボールのシーズン開始でもあります。

 

 

コロンブスの日(Columbus Day)10月第2月曜日

この日は1492年10月12日、クリストファー・コロンブス(Christopher Columbus)によってアメリカ大陸が発見されたことを記念する祝日です。ただし、このコロンブスの探検によってアメリカ先住民が大量虐殺された歴史などを踏まえ、「コロンブスの日」に反対する形で「先住民の日(Indigenous Peoples' Day)」や「ネイティブ・アメリカンの日(Native American Day)」という名称を採用する州や都市が増えています。詳しい内容はこちらの記事からどうぞ。

 

 

退役軍人の日(Veterans Day)11月11日

退役軍人の日、通称「ベテランズ・デー」は、退役したアメリカ軍人の方々に敬意を表するための祝日です。1918年11月11日に、第一次世界大戦終結のための休戦条約が締結されたことに由来します。毎年11月11日に設定されていて、午前11時からセレモニーが行われます。

 

 

サンクスギビングデー(Thanksgiving Day)11月第4木曜日

サンクスギビングデー(感謝祭)は収穫祭に由来しますが、現在のアメリカでは日本のお正月のように、実家に帰省し、ご馳走を食べながら家族団らんを楽しむ祝日で11月第4木曜日に設定されています。翌日の金曜日「ブラックフライデー(Black Friday)」には買い物セールが実施されます。ここからクリスマス、元日に向けたホリデーシーズンが始まります。詳しい内容はこちらの記事からどうぞ。

 

 

クリスマス(Christmas)12月25日

イエス・キリストの降誕を祝うクリスマス。この12月25日までには町中がクリスマスの飾り付け一色になり、当日は多くの小売店がお休みになります。クリスマスから年越しまで休みをとり、ホリデーシーズンを満喫する人も多いです。

 

 

祝日以外にもあるイベント日

母の日イメージ

アメリカでは、正式な祝日ではないものの、イベントが設定されている日がいくつかあります。バレンタインデー、母の日、父の日などは、日本と同様にアメリカでも親しまれています。その一部をご紹介します。

 

  • バレンタインデー(St. Valentine's Day)2月14日
  • セントパトリックスデー(St. Patrick's Day)3月17日
  • グッドフライデー(Good Friday)→イースター前の金曜日
  • イースター(Easter / 復活祭)→3月22日~4月25日の間の日曜日
  • 母の日(Mother's Day)5月第2日曜日
  • 父の日(Father's Day)6月第3日曜日
  • ハロウィン(Halloween)10月31日
  • 選挙の日(Election Day)11月2日
  • ブラックフライデー(Black Friday)11月第4金曜(Thanksgivingの翌日)

 

いくつかの日については、別記事にて詳しく解説しているので、ぜひ下記リンクをご覧ください。

 

まとめ

アメリカの祝日について、まとめて紹介しました。国が定めている祝日は11日間ですが、州ごとに祝日の扱い方は異なります。また、その祝日にどのように準ずるかは、企業や組織によって異なります。祝日の種類は日本で馴染みのあるものから無いものまで様々。祝日は国の特徴を大きく表すもののひとつですね。各祝日の詳細については、随時記事を追加する予定です。

 

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