巨大トラックが縦横無尽に走りまくる、迫力満点の「モンスタージャム(Monster Jam)」。アメリカらしさ全開のこのレースは、年間を通してアメリカ各地で開催されます。その楽しみ方について、実際の写真と共にご紹介します。
モンスタージャムとは
「モンスタージャム(Monster Jam)」とは、モータースポーツのイベントのひとつ。巨大なモンスタートラックが走り回るレースを、間近で見ることができます。このイベントはアメリカとカナダを中心に、様々な地域で開催されています。運営しているのは「ディズニー・オン・アイス」なども手掛けるフェルド・エンターテイメント(Feld Entertaiment Inc.)という会社です。詳しい情報はこちらの公式ページをご確認ください。
イベントの内容としては、巨大なモンスタートラック達が、3種類の競技でレースをします。
- レース(Racing) 1対1のスピード勝負
- スキルチャレンジ(Skills Challenge) 2輪だけでの技術勝負
- フリースタイル(Freestyle Competition)
それぞれの平均スコアが高い人が、その日の優勝者となります。また、その得点や順位を踏まえ、ドライバー達のパワーランキングが随時更新されていきます。
スケジュール
このレースショーはアメリカの各地域を巡りながら開催されています。もしお近くの地域で開催されることがあれば、アメリカらしさ全開のイベントを楽しむチャンスです。アメリカ以外の開催地域も含め、詳しいスケジュールはこちらの公式ページをご覧ください。
見ている人が得点を入れられる
モンスタージャムの面白い所は、レースの得点を、鑑賞している人たちが投票できるところ。レース結果が見ているファンの人たちに委ねられている、というお客さん参加型のイベントです。スキルチャレンジやフリースタイル競技の時、「ジャッジゾーン(JudgesZone)」というシステムを使い、スマートフォンから誰でも簡単に点数を入れることができます。結果がすぐその場で発表されるので、会場の盛り上がりがすごいです。こちらのサイトで、会場でアナウンスされた3桁のコードを入力すると、投票することが出来ます。詳しい方法はこちらの公式ページでご確認ください。
参加する準備
ここからは、実際にイベントに参加する際、事前に知っておいた方が良い情報を紹介します。
チケット購入
スケジュールを確認して、参加したい日があれば、まずはチケットを購入。こちらの公式サイトや、チケット販売サイトなどから購入することが出来ます。2歳以上のお子様はチケットの購入が必要です。
チケット購入画面の一例がこちら。値段はエリアごとに異なり、近い席や見やすい席ほど値段が高くなります。この画面では基本料金が表示されていますが、お支払い画面に進んでいくと、手数料や税金が追加され、倍近い値段に跳ね上がることがあるので、よくご確認ください。駐車料金は会場によって異なり、チケットと同時支払い、もしくは現地で支払い出来ます。筆者が参加した会場(Atlanta Motor Speedway)は1台20ドルでした。
イベント鑑賞チケットに加え、「ピットパーティー(Pit Party)」と呼ばれる追加チケットがあります。これはレース前に実際にフィールドに降りて、モンスタートラックを間近で見ながら写真を撮ったり、レース前のドライバーへのインタビューを見たりすることができるチケットです。より濃厚な体験をすることが出来ます。
持ち物や服装
スタジアムへ持ち込めるものは、その開催場所のルールによって異なります。ですが、基本的には大きなバックは持ち込むことが出来ないので、なるべく手ぶらで来ることをおすすめします。赤ちゃん連れの場合は例外がある場合も。筆者の参加した会場は、透明なバックなら18×18×14インチ(約45×45×35cm)、クラッチバックなどは4.5×6インチ(約11×15cm)以内の大きさで、というルールでした。
食べ物や飲み物の持ち込みについても、開催スタジアムのルールによって異なります。筆者の参加した会場は基本持ち込みNGでしたが、水のペットボトルを普通に持ち込めました。スタジアムの中では、軽食、ドリンク、お土産が販売されていますが、カード支払いが可能なので、大人であれば、身分証明書、クレジットカード、携帯電話があれば十分に過ごせます。
服装についてはもちろんカジュアルでOK。会場が屋外か屋内かによっても異なりますが、日焼け対策、寒さ対策など、その日の天候に合わせた服装、長時間鑑賞することを踏まえた服装を選んでください。また、特に屋内スタジアムの場合、長時間モンスタートラックの爆音のエンジン音を聞き続けることになるので、気になる方は防音対策として耳栓などを用意すると良いでしょう。特に子どもたちはイヤーマフを付けていることが多いです。
実際のイベントの様子
ここからはイベントの様子について、実際の写真と共に紹介していきます。
今回のスタジアムは、ジョージア州アトランタ市から車で南へ約1時間の位置にある「アトランタ・モータースピードウェイ(Atlanta Motor Speedway)」。屋外タイプのスタジアムで、客席の一部は屋根が付いています。
レースの日は、スタジアム周辺や駐車場が混んでいて、駐車できるまでに時間がかかるので、その分も見越して早めに到着することをおすすめします。
ゲートの入り口で、係員の人にチケットを見せて入場します。手荷物がある場合、ここで手荷物のチェックを受けます。
会場の様子がこちら。中央に土でレースコースが作られています。この日は日焼け対策必須の晴天でした。
会場の中ではハンバーガーやアイスクリームなど、軽食と飲み物が販売されています。ビールなどのアルコール類もありますが、持ち帰りは出来ないので、その場で店員さんが缶の蓋を開けて渡してくれます。日差しが強すぎたので、水分補給にスポーツドリンクを購入しました。(色がアメリカ)
またモンスタージャムのグッズ売り場もあります。Tシャツや帽子から、ミニカーまで、あらゆるグッズが揃います。またモンスタートラックのデザインボトルの飲み物や、トラックのモチーフを使ったお面と綿あめなど、子ども達が喜ぶグッズもたくさんあります。
これだけ離れていても、大迫力の走りが見られます。ジャンプ台の中にはスクラップされた車やスクールバス。その上を巨大トラックが飛んでいきます。
ここは屋外スタジアムなので、大音量といえど耳が痛くなるほどではありませんでした。屋内スタジアムの場合は爆音が会場内に響き渡るので、特にお子さんは防音対策をした方が良さそうです。会場でも、モンスタートラックのタイヤを模したデザインのイヤーマフが販売されていました。
特に盛り上がるのはフリースタイルの競技。バックフリップ(後方宙返り)が成功すると、会場の盛り上がりは最高潮に。逆に失敗してしまった時は「Ahh....」という残念がる声と励ましの声援が飛び交います。
バックフリップが失敗してしまった場合の4シーン。会場から漏れるため息。
バックフリップが成功した場合の4シーン。最後には歓喜の高速スピン。
各種目の間には、エキシビジョン的なイベントが行われたり、散水車やブルドーザーがレースコースのメンテナンスをして回ります。働く車好きの子ども達にはたまりません。
またレースの結果などは、アナウンスと共に随時会場内のモニターに映し出されます。点数が発表されると歓声が上がります。自分で採点した点数がレース結果に反映されると思うと、より一層観戦するのが楽しくなります。
そしてモンスタートラックのデザインも面白さのひとつ。名前もキャッチーなものが多くて楽しいです。この日優勝したのは、車体がサメのデザインをした「メガロドン(Megalodon)」でした。モンスタートラック一覧は、こちらの公式サイトからどうぞ。
この日は、スタジアムの外にもお土産販売のトラックが来ていまいた。帰る直前まで全力で楽しめる、アメリカらしさ全開のイベントでした。
まとめ
「モンスタージャム(Monster Jam)」は、巨大トラックが爆音で走りまくる、ど派手&ど迫力のアメリカ感あふれるイベントです。年間をとしてアメリカ各地でイベントが開催されているので、ぜひ興味のある人は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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