アメリカ、ジョージア州の州立公園「ジョージ・エル・スミス州立公園(George L. Smith State Park)」でキャンプを楽しみました。アメリカ南部特有の、水に浮かぶ森のような幻想的景色が楽しめる公園の魅力をご紹介します。
George L. Smith State Parkとは
「ジョージ・エル・スミス州立公園(George L. Smith State Park)」とは、アメリカ、ジョージア州の州立公園(ステートパーク/State Park)のひとつ。州都アトランタから車で約3時間、大西洋側の観光都市サバンナから車で約1時間という、内陸に位置しています。
この人里離れた公園の魅力は、アメリカ南部特有の自然の風景を満喫できる所。また、キャンプ場やコテージ、ピクニックエリアやハイキングコースなどが揃っています。駐車料金は車1台5ドル。ジョージア州の州立公園では、どこも一律5ドルです。公園の詳しい情報は公式ページをご確認ください。
パークの見どころ
ここからは、さっそくこの「ジョージ・エル・スミス・州立公園(George L. Smith State Park)」の見どころについて、実際の写真と共に紹介していきます。
レトロな橋とトレイル
この公園にはワトソン池(Watson Pond)と呼ばれる池があり、その池と川の間にあるのが「Parrish Mill」。こちらは1880年に建てられた製粉所で、屋根付きの橋とダムを兼ね備えたような造りになっています。
現在は小さなミュージアムとなっており、中には製粉していた頃を再現する展示などがあります。そのミュージアムを抜けた先には、2種類のトレイル(ハイキングコース)も設けられています。
アメリカ南部特有の自然
公園内には、この地域特有の自然があふれています。木からふわりと垂れ下がるのは「サルオガセモドキ(Spanish mossとも呼ぶ)」。北米南部から南米の温かい地域で見られる植物です。
そして水中から伸びている木は「ラクウショウ(ヌマスギ/cypress)」や「ヌマミズキ(tupelo)」。こちらも北米南部から南米に見られる植物です。根元が水につかったまま自生できるので、池の水から樹木が伸びているような、日本では馴染みのない不思議な光景が広がります。
公園ではカヌーのレンタルもできるので、水辺から眺めるだけでなく、水上からこの独特の景色を楽しむことが出来ます。ボートやSUP(パドルボード)などの持ち込み可能で、池の中は自由に進むことができます。池の中にはカヌー等で進むためのコースが3本用意されています。水中から伸びる木に、各コースの色(赤・青・黄)の目印が付いているので、それをたどると進んで行けます。
水上を進んでいるのに森に囲まれている感覚は、とても不思議です。とても穏やかな場所で、非日常的な時間を満喫することが出来ます。カメや鳥なども生き物もいて、ボートや岸から釣りを楽しむ人の姿もありました。
ラクウショウの木々が新緑の季節だったので、樹木の緑と、水と空の青が映える気持ちの良い雰囲気でした。また、秋には紅葉し、その後落葉します。夕方に水上に出れば、夕日が水面にきらきらと輝く風景も楽しめます。
雨の日はガラリと雰囲気が変わります。静かに水面を揺らす雨音も、趣がありました。
キャンプ場の様子
今回、この公園内のキャンプサイトを利用したので、その様子を紹介します。
今回利用したのは、RV用キャンプサイト(水・電気あり)です。各サイトは広めで、テーブルとイス、焚火エリアが設置されています。RVやトレーラー滞在の人ばかりの中、テント泊しました。砂地なので設営しやすかったです。
各キャンプサイトは池に沿うような配置になっています。なのでキャンプサイトから池のほとりまで歩いていくことが出来ました。カヌーやSUP(パドルボード)を持っていれば、キャンプサイトから直接出られるので便利です。
トイレとシャワールームは綺麗に清掃されていました。ランドリールームも付いていて、洗濯機と乾燥機が設置されていました。
チェックインと駐車料金のお支払いは、公園内のオフィスで行います。中には小さいながらもお土産屋さんが付いていて、薪や氷も販売されていました。
まとめ
「ジョージ・エル・スミス州立公園(George L. Smith State Park)」は、北米南部特有の自然を満喫できる、ジョージア州の州立公園です。都市から離れているにも関わらず人気が高いもうなずける、穏やかで幻想的な風景を楽しめる場所でした。ぜひチャンスのある方は訪ねてみて下さい。
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