お酢といえば、日本では穀物酢や米酢をよく見かけますが、アメリカのスーパーでまず目に入るのは「ホワイトビネガー」です。ホワイトビネガーって何? 穀物酢と同じように使えるこのお酢について紹介します。
ホワイトビネガーとは
こちらがホワイトビネガーの写真です。様々なメーカーから出ています。ホワイトビネガーの原料は「とうもろこし」です。一方、日本でお馴染みのミツカン穀物酢の原料は「小麦・酒粕・米・とうもろこし」のブレンド、お寿司に使う米酢の原料は「米」ということで、原料が異なります。
ホワイトビネガーと米酢の比較
今回、アメリカで買ったこちらのホワイトビネガーと米酢を比較してみました。
値段の違い
左:ハインツ(HEINZ)のホワイトビネガー
32 fl oz(946ml)$1.74(約190円)
右:キッコーマン(KIKKOMAN)の米酢
10 fl oz(296ml)$1.99(約215円)
結論、米酢の方が高額です。メーカーにもよりますが、ホワイトビネガーはアメリカで最も安価なお酢のひとつです。そして米酢はアメリカでは一般的ではありません。(アジア食品コーナーにしか置いてない。)
酸味の違い
ホワイトビネガーと米酢は酸っぱさが違います。パッケージ中の「ACIDITY」が酸っぱさを表す「酸度」です。
- ハインツのホワイトビネガー : ACDITY 5%
- キッコーマンの米酢 : ACDITY 4.2%
このように、ホワイトビネガーの方が米酢より酸っぱいです。
色、香り、味の違い
ホワイトビネガーと米酢を、蛇の目のおちょこに出してみました。
色は、
- 左:ホワイトビネガー : 無色透明
- 右:米酢 : 黄色っぽい透明
香りは、
- ホワイトビネガー : あっさりした香り
- 米酢 : 日本酒のような甘めのお米の香り
お味は、
- ホワイトビネガー : ツーンとした酸味
- 米酢 : 味が濃い酸味(甘さを感じるような?)
個人的な感想としては、米酢に比べホワイトビネガーはコクが少なくあっさりした酸味のお酢です。
ホワイトビネガーでピクルスを作ってみた
ホワイトビネガーは穀物酢と同じように、ドレッシングなど料理に問題なく使えます。ただし、穀物酢や米酢に比べてあっさりしているので、コクが足りない場合は、他の調味料で調整しています。こちらはホワイトビネガーを使ったピクルスです。匂いはツンとしますが、玉ねぎ、ミニトマト、きゅうりを問題なく漬けることが出来ました。お味もOK!ぜひお試しください。
まとめ
穀物酢や米酢と、ホワイトビネガーの違いは、原料・酸っぱさ・色など様々。特徴さえ踏まえれば、他のお酢と同じように料理に使用できます。アメリカは手に入るお酢の種類も豊富なので、おすすめのお酢を見つけたらまた記事にしてみようと思います。
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