アメリカでクリスマスの時期に食べたい定番スイーツ&ドリンクまとめ

アイキャッチ画像

アメリカではクリスマスシーズンになると、この時期定番のお菓子や飲み物がたくさん登場します。また多民族国家ということで、色々な地域由来のクリスマスの食べ物が簡単に手に入るのも特徴的です。そんな、アメリカでクリスマスの時期にぜひ食べておきたい、知っておきたいスイーツ&ドリンクを紹介します。

 

 

 

クリスマス定番のお菓子

クリスマスクッキーのイメージ

まずはクリスマス定番のお菓子やスイーツを紹介します。日本ではクリスマスと言えば、デコレーションケーキ一択のイメージですが、アメリカではこの時期には外せないお菓子がたくさんあり、そのバリエーションも豊富です。実際のお店の様子の写真なども含めて紹介します。

 

キャンディーケーン(Candy cane)

キャンディーケーンのイメージ

誰もが一度は見たことがある、白と赤のしましまの杖。クリスマス飾りのイメージもありますが、アメリカではクリスマス大定番のお菓子です。杖の形をした硬い飴で、定番はペパーミント味です。各メーカーから、色や模様が違うもの、異なるフレーバーのものも発売されます。ただ食べるだけでなく、クリスマスツリーに飾られたり、飲み物のマドラーとして使われたりもします。

 

 

お店のキャンディーケーン キャンディーケーン

実際のお店では、サイズも色も味も様々なキャンディーケーンが並びます。子ども達に配るプレゼントとしても大活躍します。

 

 

ジンジャーブレッドマン(Gingerbread man)

ジンジャーブレッドマンのイメージ

メリカのクリスマスシーズンではクッキーも大定番です。その中でも「ジンジャーブレッドマン(gingerbread man)」は、ジンジャーブレッドクッキーを用いた、茶色いお人形型のクッキーです。ショウガやクローブ、シナモンなどのスパイスが効いた甘いクッキーです。このジンジャーブレッドマンが主役の有名な童話「The Gingerbread Man」は、オーブンから逃げ出したジンジャーブレッドマンがたくさんの人を振り切るけれど、最後には狐に食べられてしまうというお話です。

 

 

スーパーのクッキー アイシングセット

そのままのジンジャーブレッドクッキーはもちろん、アイシングで自由に飾り付けが出来るセットもたくさんの種類が販売されています。



ジンジャーブレッドハウス(Gingerbread house)

ジンジャーブレッドハウス

「ジンジャーブレッドハウス(gingerbread house)」とは、その名の通りジンジャーブレッドクッキーを使って作る、お菓子のお家です。ジンジャーブレッドで作られた屋根や壁を、砂糖で出来たアイシングなどを使って組み立てます。さらにチョコやキャンディなどで飾り付けをします。このお菓子の家作りは子どもたちにとっても楽しいイベントです。

 

 

ジンジャーブレッドハウスのセット

スーパーには、様々な種類のジンジャーブレッドハウス作りセットが、たくさんお店に並びます。大きさも形も色々で、ミニオンズなどのキャラクターデザインのものもあります。

 

 

パネトーネ(Panettone)

パネトーネ

「パネトーネ(パネットーネ / Panettone)」は、ドライフルーツが入った甘いパンで、クリスマスの時期に食べられます。イタリアのミラノ発祥のパンですが、今ではヨーロッパだけでなく、アメリカや南米でも広く親しまれています。この時期スーパーにずらりと並ぶ、四角い箱に入ったシフォンケーキのように見えるのがパネトーネです。

 

 

パネトーネ お手頃なパネトーネ

お手頃価格のものから本格的なもの、ドライフルーツ無しのプレーンタイプなど、様々な種類のパネトーネがあります。

 

 

 

シュトーレン(Stollen)

シュトーレン

「シュトーレン(Stollen)」は、ドイツ発祥のドライフルーツを使ったケーキのような甘いパンです。アメリカでは、パネトーネほど浸透していませんが、アメリカ全土に広がるドイツ発祥のお手頃スーパー「ALDI」や「Lidl」で簡単に手に入れることができます。

 

 

Lidlのシュトーレン

シュトーレンは、クリスマスが近づく期間、毎日少しずつスライスして食べるという習慣がドイツにあります。Lidlというスーパーにはリンゴやヘーゼルナッツなど、味の異なるシュトーレンがそろっています。

 

 

ペパーミントバーク(Peppermint bark)

ペパーミントバーク

「ペパーミントバーク(Peppermint bark)」は、細かく砕いたペパーミントキャンディーが入ったチョコレート菓子です。甘いチョコと一緒に、ザクザクとしたペパーミントキャンディーの粒が感じられ、後味は爽やかです。

 

 

コストコのペパーミントバーク ギラデリのペパーミントバーク

各チョコレートメーカーや、コストコなどのスーパーの手作りコーナーまで、この時期になるとあらゆる場所に大容量のペパーミントバークが並びます。家庭でも簡単に作れるお菓子で、ホワイトチョコとミルクチョコを層にして、キャンディーケーンなどのミント味キャンディーを砕いて上にまぶすだけです。

 

 

ホリデーポップコーン缶(Holiday popcorn tin)

ポップコーンのイメージ

アメリカでは一年中みんなに愛されるポップコーンですが、特に大勢で集まるこのクリスマスなどのシーズン中には、「ホリデーポップコーン缶(Holiday popcorn tin)」と呼ばれる巨大なポップコーンが出現します。その缶のデザインも、キャラものからシックなクリスマス柄まで様々。その中には、塩、キャラメル、チーズ、などいくつかの味のポップコーンが入っているものが多く、飽きずに食べられてしまいます。

 

 

大量のポップコーン缶

棚の上に大量に積みあがっているのがポップコーン缶です。直径20cm、高さ30cmくらいの大きなバケツ缶で、サンタクロースや雪だるまなどクリスマスらしいデザインが豊富です。

 

 

クリスマス定番の飲み物

冬の飲み物のイメージ

アメリカではお菓子だけでなく、クリスマス定番の甘い飲み物もあります。子どもの頃から慣れ親しんでいる人も多い、ぽかぽか温まるこの時期特有の飲み物を紹介します。

 

エッグノッグ(Eggnog)

エッグノッグのイメージ

「エッグノッグ(Eggnog)」とは、牛乳や生クリーム、卵、砂糖、にシナモンなどのスパイスを加えた甘い飲み物です。イギリス発祥のようですが、アメリカでもクリスマス定番の飲み物です。冷たいままでもよし、温かくしてもよし、さらにラム酒などのアルコールを加えて芯から温まる飲み物にしてもよし。この時期のスーパーには必ずあります。更に詳しい情報やレシピについては、別の記事で紹介しています。

 

 

ホットチョコレート(Hot chocolate)

ホットチョコレートのイメージ

クリスマスだけでなく、寒い夜に暖炉のそばでゆっくり温まりながら飲むものと言えば「ホットチョコレート(hot chocolate)」です。本来チョコレートを温かいミルクで溶かした濃厚な飲み物ですが、お手軽なホットチョコレートミックスがたくさんあります。日本でいうココアも、アメリカではホットチョコレートと同義で扱われているように感じます。(厳密にはホットチョコレートとホットココアは違うようです。)温かくて甘いホットチョコレートに、小さなマシュマロをトッピングするのが定番です。

 

 

ホットチョコレートパウダー スタバのココア

ホットチョコレートでよく知られているのがSWISS MISS(写真左)です。他にもスターバックスなど各メーカーから、ココアやホットチョコレートが簡単に作れる商品が出ています。

 

 

 

アップルサイダー(Apple cider)

アップルサイダーのイメージ

「アップルサイダー(apple cider)」は、ハロウィン、サンクスギビング、クリスマス、年越しなど、秋から冬にかけて親しまれる定番のリンゴジュースです。通常のリンゴジュースのように透明ではなく、無濾過でにごった濃厚なリンゴジュースです。中にはシナモンなどのスパイスを加えたものもあります。サイダーと聞くと、日本人的には炭酸のイメージがありますが、アップルサイダーは炭酸飲料ではありません。冬にはこのアップルサイダーを温めた「ホットアップルサイダー」も定番です。

 

 

アップルサイダー

各メーカーから色々なアップルサイダーが出てきます。買ってきたアップルサイダーを家の鍋でゆっくり温めてホットアップルサイダーにします。そこでシナモンなどのスパイスを加えて更に味付けすることもあります。

 

 

スイーツのアドベントカレンダー

お茶のアドベントカレンダー

アドベントカレンダー(Advent calendar)とは、12月に入ってからクリスマスまでの期間に、日数を数えるためのカレンダーです。カレンダーの窓を毎日ひとつずつ開けて、小さな贈り物を楽しみながらカウントダウンします。食べ物やおもちゃなど、様々なアドベントカレンダーが販売されています。

 

 

コーヒーのアドベントカレンダー 食べ物のアドベントカレンダー

毎日1粒ずつチョコレートを楽しめるなど、お菓子のアドベントカレンダーの種類は特に豊富です。他にも、お茶やコーヒーなど、飲み物のアドベントカレンダーもたくさんあります。スイーツでは無いですが、スープやホットソースなどの食べ物、ワインやビールなどのお酒のアドベントカレンダーなど、様々なカレンダーがあります。

 

 

まだまだある期間限定商品

アメリカでクリスマスに定番のスイーツとドリンクを紹介してきましたが、それらを踏まえて、どのような期間限定商品が登場するのか、更にもう少しだけ追加で紹介します。

 

クリスマスのオレオ

オレオやリッツなど、日本でも知られている有名なお菓子も、この季節には限定フレーバーが出ます。このオレオは中のクリームが白ではなく赤で、ゆきだるま柄のビスケットです。

 

 

個人的なおすすめ

個人的なおすすめは、ファッジで覆われたリッツやオレオのシリーズ。普段のリッツやオレオがチョコをまとって、リッチな味わいになります。

 

 

スタバの限定フレーバー

各シーズンにお店で季節限定フレーバーが楽しめるスターバックスですが、スーパーで売っているコーヒー豆にも限定フレーバーが登場します。コーヒーにも、ジンジャーブレッド味とペパーミント味が出るのがアメリカらしい。

 

 

グリンチのチョコ エルフのケーキ

日本でクリスマスのキャラクターといえば、サンタクロースとトナカイのイメージですが、アメリカでは他にも有名キャラクターが居ます。緑色のグリンチ(Grinch)や、エルフ(Elf)などが特に有名で、様々なお菓子やクリスマスグッズのデザインとして、この時期限定で登場します。

 

 

エルフのシリアル

アメリカの朝食の定番であるシリアルにも、季節限定フレーバーが登場します。こちらはホットチョコレート味とシュガークッキー味。どちらもマシュマロ入り。パッケージのデザインは先ほども紹介したエルフ。このエルフは「The Elf on the Shelf」というクリスマスの絵本に出てくるキャラクターです。

 

 

クリスマスポップコーン ポップコーン

みんな大好きポップコーンは、巨大なバケツ缶に入ったものだけではありません。クリスマス仕様で、チョコレートや砂糖がトッピングされたもの、赤や緑に染まったポップコーンも登場します。写真左のポップコーンの中に入っている、赤白緑3色のお菓子は「キャンディーコーン(Candy Corn)」というアメリカ定番の三角形の飴です。特にハロウィンの時期の橙白黄3色のキャンディーが有名ですが、クリスマスカラーでも登場します。

 

 

まとめ

アメリカでクリスマスシーズンに盛り上がる、期間限定のスイーツとドリンクを紹介しました。もちろんこの他にも、ブッシュドノエルなどのケーキを食べたり、アップルパイ、パンプキンパイ、ピーカンナッツパイなどのパイを食べたりします。さらに、七面鳥の丸焼きや大きなハムなど、定番のご馳走は数知れず!ぜひこのホリデーシーズン限定のものを取り入れて、アメリカの冬を楽しんでみて下さい。

 

*合わせて読みたいアメリカの食文化

ブログランキングに参加してます。

アメリカのクリスマスが気になった方、ポチポチしてもらえると嬉しいです!

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ