ビーツ(Beets)は日本では手に入りにくい食材ですが、アメリカではどのスーパーでも見かけるメジャー食材。そんな日本では調理し慣れていないビーツの食べ方を紹介します。
ビーツ(Beets)とは
ビーツ(Beets)とは、見た目は大きな赤かぶのような野菜。この部分は根っこにあたるため「ビーツルート(beetroot)」とも呼ばれます。真っ赤なスープ「ボルシチ」の材料として定番の野菜です。特徴は鮮やかな赤紫色。この色素はポリフェノールの一種です。葉酸も豊富に含みます。そして味はほんのり甘めです。
値段を比較すると、日本では1kg2000円、生ビーツはデパ地下スーパーでしか見つからないという高級イメージです。しかしアメリカでは1/10くらいの値段です。1個70円くらいで手に入ります。トライしない手はないですね。
調理の仕方
ビーツは生でも加熱しても食べられます。
- 生で食べる場合・・・
→皮をむき、スライスしてそのままサラダへトッピング
- 茹でて食べる場合・・・
→皮つきのまま茹でて、冷めたら皮をむく
→皮つきでないと赤い色素が抜け出てしまいます。(スープにするなら〇)
→茹でる際に酢(レモン汁)を入れると、赤色が鮮やかに
- 焼いて食べる場合・・・
→皮ごとホイル焼きでも、スライスしてオーブン焼きでも〇
実際に茹でた後のビーツを切った様子がこの写真。まな板も包丁も真っ赤になりますが、水で洗い流せます。
スーパーでは、ビーツのピクルスやスライス缶詰めが気軽に手に入ります。調理が面倒な方も缶詰めなら気軽に取り入れられそうです。アメリカ人の友達は「ビーツのピクルスが母の味」のひとつだそうです。ぜひ食べてみたいものです。
食べ方紹介
実際に買った生ビーツで試した料理を、2種類ご紹介します。
定番のボルシチ
ボルシチ(Borscht)とはウクライナ発祥のスープです。作り方としては、ビーツ、キャベツ、ニンジン、玉ねぎ、じゃがいも、セロリを千切りにして、トマト缶と牛肉と共にブイヨンで煮ました。
より本格的にするには、サワークリーム(ロシアではスメタナと呼ばれる)をトッピングして混ぜながら食べるとGood。そしてハーブのディル(Dill)も香りづけに良いです。アメリカでは簡単に手に入るドライディルを今回は使いました。
お味は最高。野菜は全てビーツ色に染められて、スープにはビーツや色んな野菜の味が染み出しています。見た目よりあっさりしていて食べやすいです。
ビネグレットサラダ
ビネグレットサラダ(Vinaigrette Salad)とは、酢とオイルで作ったドレッシングをあえるだけのシンプルサラダです。今回は家に合った野菜と茹でたビーツを、酢とオリーブオイルと塩コショウで適当に味付けしました。
お味は、さっぱりしていていくらでも食べられる!お酢の酸味によってビーツの甘みが引き立てられました。ついビーツだけ拾って食べたくなります。
まとめ
日本では手に入りにくいビーツが、アメリカではお手頃価格。ポリフェノールと葉酸が豊富な甘い根菜は、おもてなし料理としても活躍します。また、ビーツはほうれん草の仲間なので葉っぱも食べることができます。葉っぱの食べ方はコチラで紹介しています。
*他にもアメリカでトライしている野菜シリーズ*
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