アメリカの乾燥機の使い方と注意点【写真付き解説】

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アメリカでは、洗濯物を外に干す習慣が無いため、洗濯機とセットで乾燥機が設置されているのが一般的。そんな英語表記の乾燥機の使い方を写真付きで解説します。

 

 

アメリカでは洗濯物の外干しをしない?

外に干された洗濯物のイメージ

アメリカでは、外観を損ねる、安全性に欠けるなどの理由で洗濯物を外に干す文化が広がっていません。エコの観点からも、洗濯物の外干し許可「Right to dry」を求める動きがあり、一部の地域では認められているようですが、まだまだ浸透はしておらず。個人的には、まだ1度も外に干された洗濯物の風景を見たことがありません。したがって、アメリカでは洗濯機と乾燥機はセット。デリケートなものなどを部屋干しする以外は、全て乾燥機を使っています。

 

 

乾燥機の使い方2ステップ

    乾燥機上面

今回、使い方を紹介するのが、こちらの乾燥機。アメリカの定番家電メーカーGEの乾燥機です。洗濯機の真横に備え付けられています。

 

ステップ1:モードか時間を選択

   時間設定ボタン

まずは左側のつまみで、洗濯のモードか時間を選択します

 

「モード」は大きく2種類あり、各段階に分かれています。

 1.コットン(Cottons)

 ・More dry   ほぼ湿気を残さない

 ・Optimum dry 中間(過度に乾燥はさせない) 

 ・Less dry   少し水分を残す(シワ防止)

 

2.カジュアル(Casuals)

 ・More dry   ほぼ湿気を残さない

 ・Less dry    少し水分を残す(シワ防止)

 どちらのモードも、最後に「Cool Down」をしてから終了します。

 

 

時間設定のつまみ

「時間」で設定できるパターン(Time dry)もあります。

こちらは10分~80分まで、10分刻みに目盛りがあり、どの位置にでも、時間設定が可能です。

つまみを回すと「ジジジジジ」といいながら、目盛りが減っていきます。そして、つまみが「off」まで進めば、終了です。

この「時間」設定の10分の目盛りの脇に、「Quick Fluff」という表示があります。この「Quick Fluff」は、温風ではなく室温の風を当てるモードです。最後の10分は、熱風ではなく常温の風でクールダウンしてくれます。

 

 

ステップ2:温度を選ぶ

   温度設定のボタン

次に、温度(Temperature)を設定します。

 

温度設定はシンプルに3種類

1.コットン(Cottons / Regular)  熱風

2.カジュアル(Casuals / Medium) 控えめの熱風

3.エアフラッフ(Air Fluff / No Heat)常温の風(シワ防止)

高温すぎると衣服が縮む可能性、またビニール製品は溶ける可能性があるので、注意が必要です。

 

我が家の場合は、洗濯機いっぱいの洗濯物1回分(種類にもよる)が、「時間設定」約60~70分、「温度設定」カジュアルで、丁度良く乾きます。

 

 

 

乾燥機を使う時の注意点

   乾燥機の中

乾燥機を使う上で、押さえておきたい注意点を紹介します。こちらは、乾燥機のふたを開けた様子。横型ドラムが回転しながら、洗濯物に風を送って乾かす仕組みです。

 

シワ対策

アイロンがけのイメージ

この乾燥機とセットで使っている洗濯機は「かくはん式」という、アメリカでは一般的なタイプですが、日本の洗濯機に比べて、洗濯後のシワが気になります。(詳しくは洗濯機の使い方にて紹介。)その洗濯シワをそのまま乾燥させると、乾燥後の衣類にもシワがくっきり残ります。そこで、乾燥後の衣服のシワを改善するコツを紹介します。

 

乾燥後のシワを改善するコツ

  1.  洗濯後、パンパンと洗濯物を広げてから乾燥機へ
  2.  乾燥機に衣服を入れすぎない
  3.  乾燥が終わったらすぐ出す(入れたまま冷えると、そのままのシワが残る)
  4.  お気に入りは部屋干しを活用
  5.  乾燥機用の柔軟剤シートウールボールを活用

高温で乾燥させると、くっきりシワが残る原因となります。シワを残したくない服の場合は、少し湿った状態で取り出して、部屋干しするのがおすすめです。また乾燥機に衣服を入れすぎると、回転しながら乾かす過程で、服のシワが伸びるのを妨害してしまうため、入れすぎには気を付けて下さい。

 

 

柔軟剤シートの写真

乾燥後のシワを改善するため、乾燥機専用のシートタイプの柔軟剤が売られています。シワ改善の効果があったので、活用しています。この柔軟剤シートの使い方や効果については、こちらの記事でまとめています。また、この「柔軟剤シート」は使い捨てですが、繰り返し使える「ウールボール」もあります。ウールボールにお気に入りの香りを含ませて、乾燥機に入れることもできます。

 

フィルターの掃除

   フィルターの位置

乾燥機を使用した後には、フィルターにほこりが溜まるので、毎回フィルターからホコリを取り除きます。写真は、実際に排気口のフィルターが装着されている位置です。

 

 

   フィルター

実際のフィルターの様子がこちら。毎回ホコリや糸くずが溜まります。ホコリを掃除しないと、乾燥中にホコリを吸引しないのはもちろんのこと、静電気がホコリに引火して火事になる可能性もああります。毎回乾燥機から衣服を取り出すついでに、ホコリも取ってしまうことをおすすめします。

 

 

まとめ

英語表記の乾燥機の使い方を紹介しました。使い方はシンプルで、とても便利な乾燥機。衣服が縮んだり、シワが寄ったりすることに注意しながら、うまく活用してみて下さい。日本ではお馴染みだった、洗濯ものを干すという作業が無くなっただけで、とても楽になりました。

 

*合わせて読みたい、アメリカの洗濯事情

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