アメリカの病院食はアメリカらしさ全開!写真&食レポ

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アメリカで出産後、入院していた間の病院食を紹介します。アメリカと日本では病院食が全然違うと聞いてはいましたが、実際にはどんな感じなのか、写真付きで解説します。

 

 

 

 

アメリカの病院食

出産のイメージ

今回紹介するのは、筆者が出産後に2日間入院した際に実際に食べた病院食です。日本で病院食を食べたことが無いので比較ができませんが、やはりアメリカの病院食はアメリカらしさがあふれていました。日本の産院のように、出産後に特別な食事が提供されるなどのサービスはありません。

 

 

病院食のメニュー

筆者が入院していた病院では、「morrison healthcare」という病院食などを手掛ける会社の食事が提供されていました。morrison healthcareは、全米で1000か所以上の病院などにサービスを提供している65年以上続く会社です。筆者が入院した病院の中に、morrison healthcareのカフェテリアがあり、入院中は日替わりのメニューの中から好きなものを選んでオーダーするという方式でした。写真は実際のメニュー表で、朝昼晩の全曜日のメニューが一覧になっています。昼と夜は2種類から選べるようになっていました。また、曜日に関係なく注文できる「Always Available」というメニューと、飲み物のメニューもありました。

 

 

病院食の写真と食レポ

メニューの一部

ここからは、実際に筆者が出産後に食べた順で、病院食を紹介します。出産直後からヘトヘトの状態で食べた記憶を元にしているので、元気な状態で食べるのと感想が異なるかもしれませんが、ご了承ください(笑)

 

 

ランチ

まず、お昼頃に出産し、その直後に分娩台の横にポーンと置かれたランチがこちら。メニューは「Broiled Salmon with Demi Glaze」で、焼いたサーモン、ワイルドライスのピラフ、アスパラガスでした。分娩室だったので、ランチボックスに入って届きました。付け合わせのアスパラが散らばってるのはアメリカらしい。あまり産んだ直後に食べたいものではありませんでしたが、しばらく食事をしていなかったのでエネルギーにはなりました。サーモンは大きく分厚くて、パサっとしつつもソースのおかげで美味しく食べられました。横に置いてあるのは、一緒に受け取ったリンゴジュース、レモネード、水、グラハムクラッカーです。

 

 

朝食

その日の夕食は、分娩室から病棟に移動するタイミングで逃してしまったので、次の病院食は翌朝の朝食でした。メニューは「Cheese Omelet」で、オムレツ、オレンジマフィン、謎のソーセージ(メニューには載ってなかった)、季節のフルーツカップでした。The アメリカンな朝食です。マフィンやソーセージがパサッとしているのは言わずもがな。特に美味しくはないですが、アメリカ的には普通の朝食です(笑)ちなみにお皿が乗っているのは保温ケースで、器も蓋もかなり分厚くて重たいです。基本的にこの保温ケースに入れられて温かい食べ物が届きます。

 

 

サラダ

次のランチは、野菜が食べたくなっていたので、日替わりメニューではなく、いつでも注文できる「Always Available」のサラダメニューから「Turkey Cobb」を選んでみました。野菜だけでなく、ターキー、ゆで卵、チーズなどプロテインも豊富に入ったサラダでした。ドレッシングは7種類から選べて、たっぷり入ったパウチが2袋も付いてきました。(1袋で十分だった。)そういうところは、ヘルシーからかけ離れたアメリカらしさだなと感じました。

 

 

セサミチキン

次の夕食のメニューは「Sesame Chicken」で、ソースのかかったチキン、焼いたイエロースクワッシュ(ズッキーニみたいな野菜)、フライドライスでした。セサミチキンといえば、アメリカン中華で見るソースが絡められた唐揚げ的なイメージがありましたが、全然違うものでした。味付けはあっさりしていて、とにかく鶏肉が大きいので食べ応えはあります。デザートにブラウニーを頼んだら、チョコチップクッキーが届きました(笑)。飲み物にホットココアを頼んだら、アメリカで定番のホットチョコ「Swiss miss」の粉とお湯が届きました。どちらも日本の病院では食べられなさそうなイメージです。

 

 

 

パンケーキ

次の日の朝食は「Always Available」の中のパンケーキでした。食事の注文は、事前に食事担当の人が聞きに来るか、病室に電話がかかってきて「何にする?」と聞かれるパターンでした。この頃になると、産後ずっと授乳や検診続きで眠さの限界に達していて、ご飯をオーダーするよりも眠らせてくれ!という状態に。電話で「何にする?」と言われたので、何があるか聞いて、一番最初に出てきたパンケーキを注文。すると、本当にごくごくシンプルなパンケーキだけが届きました。(ちゃんとオーダーすれば良かった。)

 

 

朝マックとパンケーキ

ちなみに、病院の中には、病院食を提供しているmorrison healthcareのカフェテリアと、マクドナルドが入っていました。なので、一緒に病室に泊まってくれた旦那さんの朝食は朝マックでした。写真に乗っているアップルソースやチョコプリン、他にもヨーグルトなどは、病室のあるフロアの給湯室から好きなだけ取ってきて良い仕組みでした。お湯も給湯室でもらえるので、持参したインスタント味噌汁が、どの病院食よりも沁みました(笑)

 

 

ランチ

この日のランチのメニューは「Herb Crusted Baked Fish」で、パン粉の付いた白身魚、ブラウンライス、蒸したほうれん草(メニューにはほうれん草と書かれていたけど、たぶんコラードグリーンだった)でした。白身魚が思っていたよりジューシーでした。デザートにストロベリーショートケーキを頼んでみたら、カップに入ったスポンジとイチゴと生クリームが出てきて、とても甘かったです。

 

 

ディナー

最後の夕食のメニューは「Grilled Pork Shop」で、ポークチョップ、ベイクドスイートポテト、煮込みキャベツでした。ポークチョップは骨付きのガッツリ系。スイートポテトはアメリカのオレンジ色の種類なので、日本のサツマイモに比べて水っぽさがあります。個人的には今回食べた病院食の中で、このポークチョップが一番美味しかったように思います。

 

 

まとめ

筆者が体験したアメリカの病院食は、日替わりメニューを注文する形式で、分厚い保温ケースに入れられた、ワンプレートの食事でした。タンパク質、炭水化物、野菜が入った組み合わせで、味付けは濃くもなく薄くもなく。とても美味しいという事は無いですが、不味くもない。前評判でアメリカの病院食は酷いと聞いていたので、個人的な感想としては「思っていたほど悪くなかった」でした。今回の食事を提供しているmorrison healthcareは全米でサービス展開しているので、これから入院する予定があるなど、アメリカの病院食がどんな感じか気になる方の参考になりますように。

 

 

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