アメリカで野菜用洗剤を使ってみた(トレジョ)野菜の洗い方,ワックス農薬除去 | Fruit & Vegetable Wash (Trader Joe's)

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日本よりも気軽にオーガニック野菜が手に入るアメリカ。ですが、オーガニック以外の野菜はワックスが付いていたり化学物質が気になるものも。そこで今回は、好きな日本人も多いスーパー「トレーダージョーズ(Trader Joe's)」の果物・野菜用洗剤、また野菜用洗剤の必要性などについてまとめました。

 

 

 

トレジョの野菜用洗剤

洗剤のボトル

こちらが、スーパー「トレーダージョーズ」、通称トレジョで販売されている果物・野菜用洗剤「Fruit & Vegetable Wash」です。16 fl oz (473ml)で$3.99で販売されています。果物や野菜から、ワックス、殺虫剤、化学物質を取り除きます。この商品の成分や特徴について、以下にまとめました。口に入っても安心できる成分であることが分かります。

 

 ○ 無毒濃縮(Non Toxic Concentrated)

   ↑ 安全な赤ちゃんのおもちゃなどにも表示される文言

 ○ 動物実験無し(No animal testing)

 ○ 成分は、精製水、天然洗浄剤(ココナッツオイルとコーンオイル由来)、グレープフルーツの種エキス、レモンオレンジエキス

 

 

洗剤の使い方

洗剤の説明書き

この果物&野菜用洗剤の使い方は、直接かけるか、洗剤水に浸すか、の2パターンです。ボトルに記載されている詳しい使い方は以下の通りです。

 

1.直接洗い

 洗剤数滴を直接かけて、約30秒マッサージした後、水で洗い流す。

 

2.浸し洗い

 32 fl oz(約950ml)の水に、約大さじ1の洗剤を混ぜる。

 約30秒洗い、必要があれば野菜用ブラシを使う。その後、水で洗い流す。

 (上記の分量で、約10 pounds(約4.5kg)分の食品が洗える。)

浸し洗いの場合は、おおよそ、1リットルの水に大さじ1の洗剤で良さそうです。野菜だけでなく、メイク用ブラシなどをこの洗剤で洗う人も居るようです。

 

実際に使ってみた

洗う前のキュウリ

ここからは、実際に使ってみた様子について、写真と共に紹介します。まずは、きゅうりの直接洗いの様子。アメリカでは、日本でよく見る細いサイズのキュウリは珍しいです。きゅうり、ズッキーニ、ピーマンなど様々な野菜が、ワックスのようなものをまとっていて、ツルツルした見た目、ちょっとベタつく手触りという場合があります。

 

 

洗剤をかけたキュウリ

実際にキュウリに洗剤をかけてみた様子です。洗剤は、無色透明で水のようにサラサラです。食器用洗剤ほどの粘度は無く、まるで化粧水のようです。香りはほんのり柑橘系で、気にならない強さです。

 

 

洗った後のキュウリ

約30秒全体に馴染ませて、水で洗い流した後のキュウリがこちら。洗剤はもともとヌメリも無いので、すぐに水で洗い流せました。正直、写真ではほぼ見た目の変化がありませんが、触ってみるとワックスのベタベタ感が少し和らいでいます。ただしワックス感が完全に無くなった訳ではないので、個人的にはもう少し水でゴシゴシと洗いたい感じです。

 

 

洗う前のりんご

次に、りんごを浸し洗いしてみました。アメリカでは、りんご、オレンジ、レモン、ぶどうなど、ワックスなどが付いていて、ツルツルピカピカに輝く果物がたくさん置いてあります。今回はりんご1個分なので、500mlくらいの水に、大さじ1/2くらいの洗剤を入れた液を用意しました。

 

 

洗っている最中のりんご

約30秒、洗剤液の中でもみ洗いします。洗剤液はよく泡立ちます。洗っていると、透明だった洗剤液が、少し白く濁りました。大量のいちごやぶどうを洗った場合、洗剤液の色が茶色く汚れることもあるそうです。

 

 

洗い流した後のりんご

最後に水で洗い流した後のりんごがこちら。相変わらずツルピカの見た目ですが、ワックスのべたつき感は減りました味も特に問題なく食べることが出来ました

 

 

洗剤以外の洗い方

野菜のイメージ

野菜用洗剤が無くても、家にあるもので同様の効果が得られる洗い方がいくつか紹介されていました。(参考サイトはこちら)1つめは、野菜用ブラシで表面の汚れをこすり落とし、1分以上浸水する方法。(←個人的には、化学物質と共にビタミンやミネラルも流れ落ちてしまいそうな気もします。)2つめは、酢:水=1:4の液で洗ったり、浸したりする方法。バクテリアを無くすのに役立つそうです。3つめは、小さじ1の重曹と、2カップの水を混ぜた液に浸す方法。残留農薬を除去するのに役立つそうです。また葉物野菜の洗い方として、水にさらすのではなく、50度のお湯での浸し洗いも注目されています。水に浸すよりビタミンなどが流れ出にくいようです。

 

 

洗剤洗いの効果

キッチンシンクのイメージ

そもそも、野菜用洗剤を使うことは、農薬やワックスを洗い流すのに有効なのでしょうか。FDA(アメリカ食品医薬品局)は、食中毒を防ぐためにも農産物は洗わなければならないが、石鹸や農産物用の洗剤を使用する必要は無く、流水でこすり洗いすることを推奨しています。(参考はこちらのFDAのサイト)またテネシー州立大学の研究では、酢を薄めた液や野菜用洗剤と、流水で洗う場合、どちらもバクテリアの除去率は98%と効果は変わらないという結果もあります。(参考はこちらのサイト)何を綺麗にするために、どんな方法を選択するかは、個人で考える必要がありそうです。

 

 

まとめ

トレジョの果物・野菜用洗剤「Fruit & Vegetable Wash」は、サラリとした使い心地の、安全に配慮された食品用洗剤です。手ごろな値段で手に入ります。使い方は簡単で、ワックスなどを落とす効果は感じられます。食品を洗う方法については、様々な方法があるので、興味のある方は一度ご自分でも検索してみて下さい。

 

 

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