コラードグリーン(カラードグリーン)は英語で「Collard」と呼ばれ、アメリカ南部では一般的に食される定番野菜です。その特徴や食べ方について紹介します。
コラードグリーン(Collard)とは
コラードグリーン(Collard)とは、キャベツやブロッコリーと同じアブラナ科に属する葉野菜です。栄養価が高く食物繊維も豊富です。また、アメリカ南部では古くから食べられている定番野菜です。
コラードグリーンの特徴
コラードグリーンの特徴は、まず何といってもこの大きさ。500mlペットボトルと比較するとご覧の通り背丈が2倍以上あり、葉がとても大きいです。
葉の両面の様子です。葉脈がしっかりと通っている硬めの葉です。芯は硬いので、取り除いてから使うというレシピも多いです。
葉は一枚ずつが厚めです。食物繊維も豊富なので、加熱しても形がくずれにくいです。
中心の軸から上に向かって順番に葉が生えています。その様子や芯の硬さはブロッコリーにそっくりです。
コラードグリーンの食べ方
コラードグリーンは、葉が大きく硬めです。生で食べるとケールほどでは無いですが、若干苦みがあります。葉が丈夫なので熱に強く、長時間加熱しても形が崩れにくいです。煮込み料理にする時は、他の葉物野菜よりもしっかり加熱した方が柔らかく美味しくなります。この特徴を生かした食べ方を3つ紹介します。
1つめ。簡単な食べ方は野菜スープです。他の野菜やベーコンと共にスープにします。芯も刻めば食べられます。ポイントはキャベツや白菜を煮る時以上に、しっかりと熱を通すことです。すると柔らかく美味しく食べられます。キムチ鍋に入れても相性が良かったです。
2つめは煮込み料理。アメリカ南部ではコラードグリーンとハムホック(ham hock)と呼ばれる豚のすね肉を、じっくりことこと長時間煮込んだ料理が定番だそうです。我が家ではハムホックを扱いきれる自信が無かったので、チキンや豆を使って煮込み料理にしてみました。(参考:伝統的な南部料理レシピのリンクはこちら)
3つめは炒め料理。ニンニクとオリーブオイルで炒めるだけでも1品になりますが、丈夫な葉の食感がちょっと気になります。厚めの葉や芯も美味しく食べるために試したのが「高菜炒め風コラードグリーン炒め」(笑)鷹の爪、醤油・酒・さとう、ごま油でじっくり炒めました。長時間炒めても、ほどよい食感が残り、ぽりぽりとご飯がすすむ仕上がりになりました。ごちそうさまでした。
まとめ
コラードグリーン(カラードグリーン)は、アメリカ南部ではよく食べられている葉野菜です。葉が大きく丈夫で加熱に強く、煮込み料理が人気です。栄養豊富なので、ぜひ機会のある方は試してみて下さい。
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