アメリカでの英語学習方法 | ジョージア州アトランタ周辺のESL, ESOL, 英語教室のまとめ(Georgia Atlanta English School)

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アメリカに来て、英語学習を頑張りたいという人は多いと思います。今回は、アメリカで英語学習が出来る場所の種類や特徴、さらに、ジョージア州、アトランタ周辺で英語学習ができる場所を、現地に住む日本人の口コミを元にまとめました。内容が濃く長い記事ですので、目次から興味のある項目にジャンプして下さい。

 

 

 

英語学習が出来る場所

勉強のイメージ

アメリカでは、英語の勉強や、英会話の練習をするために活用できる場所がいくつかあります。また、渡米したばかりで周りに知り合いが居ない場合、英語教室に行けば、同じような境遇の日本人と知り合える可能性もあります

 

英語が勉強できる場所の例

教会の英語教室

大学の英語教室

・それ以外、地域の英語教室

個人でやってる英語の先生に習う

オンライン英会話を活用

 など

アメリカは移民の多い国なので、母国語が英語ではない人を支援する場所がたくさんあります。キリスト教徒も多いので、教会で開催されている教室もたくさんあります。意外と選択肢は多いので、場所、時間、料金、条件など、自分に最適な環境を探してみると良いでしょう。

 

「ESL」「ESOL」とは?

英語のイメージ

母国語が英語ではない人への英語教育を「ESL」や「ESOL」などと呼びます。英語教室を検索する時にも役に立つ言葉です。それぞれの言葉の意味を紹介します。

 

「ESL」:English as a Second Language

 →第2言語としての英語

「ESOL」:English to Speakers of Other Languages

 →英語以外が母国語の人のための英語

 

ということで、例えば日本語しか話さない日本人にとっては、「ESL」と「ESOL」はほぼ同義です。母国で複数の言語を使っていて、さらに英語を習得する人のために「ESOL」という言葉が使われるようになりました。そして、このようなクラスで英語を勉強している人を「ELL:English Language Learner(英語学習者)」と呼びます。ちなみに、ESLクラスの中で、GEDコースをおすすめされる場合があるかもしれません。GED(General Educational Development)とは、アメリカやカナダでの高校卒業資格を得るためのテストです。英語だけでなく数学などの授業もあります。基礎の英語が出来ている人は、こちらの応用コースを勧められる場合があります。ちなみに日本の高校を卒業していれば、一般的にGEDを受ける必要は無いとされています。

 

 

 

教会の英語教室の特徴

教会のイメージ

ここからは、筆者の経験による、教会の英語教室の特徴を紹介します。(必ずどの教会にも当てはまるわけではないので、ご了承下さい。)教会では、多くの場合ボランティアの皆さんの力でESLが開催されています。なので、先生に英語指導の経験があるかどうかは、その人次第です。今はフルタイムで仕事をしていない、ご年配の先生が多い印象があります。そして授業の中に、聖書の勉強(Bible Study)が組み込まれていることが多いです。キリスト教に馴染みのない日本人にも分かるような解説があり、アメリカのクリスチャン文化を学ぶきっかけにもなります。

 

大学の英語教室の特徴

大学のイメージ

筆者の経験から感じた大学の英語教室の特徴を紹介します。(全ての大学に当てはまるかは分かりません。)大学の英語教室は、大学入学や、大学の単位取得に関わるものが多いため、若い学生、モチベーションの高い人が多い印象です。特に大きな大学(University)では、多国籍の留学生が集まっている場合もあり、そのようなコミュニティーと繋がれる機会もあります。授業料は高く、先生もプロなので、より質の高い授業を受けられます。コースを満了すれば、大学入学の資格を得られるなど、次のステップへ進むために用意されているコースがたくさんあります。

 

その他、地域の英語教室の特徴

教室のイメージ

筆者の経験から感じた教会と大学以外の英語教室の特徴を紹介します。(オンライン英会話と個人レッスンを除く。)場所によって大きく雰囲気が異なるので、あくまで1つの意見として参考にしてください。アトランタは南米などからの移民が多く、数多くの英語の学校が存在します。提供されるクラスは、日常英会話、大学入学を目指すもの、専門性のある英語など、幅広いです。また、留学ビザの人に対応できるかどうかは、その学校の持つ資格によります。学校のコンセプトや受けるクラスによって、雰囲気も授業料も変わります。例えば、日常英語のクラスを受講した場合、大学ほどきっちりした空気ではなく、教会よりも同じレベルの人が集まって質の高い授業が受けられる(先生はボランティアではないし、クラスメイトは皆授業料を支払っているので)というメリットはあるかもしれません。

 

 

アトランタ周辺の英語教室(ESL, ESOL)

ここからは、実際に筆者が参加したり、アトランタ周辺に住む日本人から聞き込みをして集めた、アトランタ周辺の英語教室の情報を紹介します。今回は、個人でレッスンしている英語の先生や、オンライン英会話などは含みません。

 

教会の英語教室

教会と聖書のイメージ

キリスト教に関する多くの教会で、英語教室(ESLやESOL)を開催しています。教会では英語教室の間に託児サービスを提供している場合もあります。今回、アトランタ周辺でも日本人が比較的多いエリアの教会を紹介しています。おそらくどの教会の教室にも日本人の生徒さんがいらっしゃいます。各教会の住所やお問い合わせ先は、各リンクから公式サイトをご確認下さい。今回紹介した以外にも、英語学習ができる教会はたくさんあるので、ぜひお住まいの地域の教会を検索してみてください。

 

「Peachtree Corners Baptist Church」

・毎週木曜 10:00~12:00

・授業料無料(教科書は別途)

・託児サービスあり(無料)

☆英語教室とは別に、毎週火曜日午前中に、日本人のママを対象とした集まり

 「マナタイム(Manna Time)」が開催されている

○ 詳細はこちらの公式ページから

 

「First Baptist Duluth」

・毎週水曜 10:00~11:00 / 18:30~19:30

・授業料無料(教科書代:$15)

・託児サービスあり(無料)

☆夜クラス(18:30~19:30)にはCitizenship Classもあり

○詳細はこちらの公式ページから

 

「Dunwoody Baptist Church」

・毎週木曜 9:30~12:00

・登録料$40(テキスト代、毎回のフリードリンク&スナック込み)

・託児サービスあり

☆毎週月曜 18:00~19:00 無料の英会話クラブ(Conversation Club)あり

○詳細はこちらの公式ページから

 

「Noonday Baptist Church」

・毎週木曜 9:30~11:30 / 毎週水曜 18:30~20:30

・授業料無料

・託児サービスあり(朝クラスのみ、無料)

☆水曜夜のみ、Citizenship classesあり

○詳細はこちらの公式ページから

 

「First Baptist Church Woodstock」

・毎週水曜 18:15~19:45 / 毎週日曜 9:30~11:30

・授業料無料(クラスにより別途教科書代あり)

・託児サービスあり(無料)

☆Citizenship classesあり、日曜はBible中心

○詳細はこちらの公式ページから

 

「First Baptist Church Marietta」

・毎週木曜 9:00~11:00 / 毎週火曜 18:30~20:30

・授業料無料(クラスにより別途教科書代あり)

・託児サービスあり(無料)

☆Citizenship classesあり

○詳細はこちらの公式ページから

 

 

 

大学の英語教室

大学のイメージ

アトランタ周辺には、大きな大学(University)や小さな大学(College)がたくさんあります。色々な大学に英語学習プログラムがあり、内容や授業料は異なります。大学によってはESLのプログラム終了が、そのまま大学入学の資格や単位に関わる場合もあります。また大学によってはキャンパスが複数あります。今回紹介した以外にも大学があるので、お近くの場所を検索してみてください。

 

「Georgia Institute of Technology(Georgia Tech)」

・様々な英語学習コースあり

 例① Intensive English Program(IEP / 集中英語コース)

    →・初心者からビジネスまで7レベル分け、大学のコースの一部

     ・50分×週5日  or  65分×週4日

     ・1コース$546(教科書代など別途必要, ビザによって異なる)

 例② Short-Term Courses(短期間コース)

    →・2レベル分け、短期滞在者向け、ESLに近い

     ・春秋 90分×週2日×6週 / 夏 90分×週4日×3週

     ・1コース$250(教科書代など別途必要, ビザによって異なる)

 

・履修期間、スケジュール、授業料はコースによって大きく変わる

・2つのコースの簡単比較表はこちら

○その他、詳細はこちらの公式ページから

 

「Kennesaw State University(KSU)」

・様々な英語学習コースあり

 例① Intensive English Program(IEP / 集中英語コース)

    →・大学進学を目指す人向け、4レベル分け

     ・フルタイム 90分×3クラス×週4日×8週(パートタイムも有)

     ・授業料 $2,150(その他教科書代など別途必要)

     ・High Advanced修了すれば、TOEFL無しでKSU入学可能

 例② Community ESL Classes(ESLクラス)

    →・初中級の英語、5レベル分け

     ・90分月水 or 180分土曜 ×8週間

     ・授業料 $250(駐車料金無料)

 

○その他、詳細はこちらの公式ページから

 

「Chattahoochee Technical Collage」

・様々な英語学習コースあり

 例① ESL

    →・1日4時間×週2(朝と夜のクラスあり)

     ・授業料無料

     ・受講できるキャンパス複数あり

      (Canton, Cartersville, Ellijay, North Metro, Paulding)

 例② Intensive English Program(IEP / 集中英語コース)

    →・大学進学を目指す人向け、8レベル分け

     ・フルタイム 105分× 2 or 3クラス ×週4 ×8週(パートタイムも有)

     ・授業料(フルタイム1学期(8週))$1,580

     ・レベル8修了すればGA州内全てのTechnical Collegeに入学可能

     ・受講できるのはMariettaキャンパスのみ

 

○その他、詳細はこちらの公式ページから

 

「Gwinnett Technical Collage」

・様々な英語学習コースあり

 例① ESL

    →・平日午前中クラス、レベル分けあり

     ・授業料無料

○その他、詳細はこちらの公式ページから

 

「Georgia Piedmont Technical Collage」

・様々な英語学習コースあり

 例① ESL

    →・月火水木 9:15~12:45 or 17:30~20:30

     ・授業料無料

○その他、詳細はこちらの公式ページから

 

 

 

その他、地域などの英語教室

学校のイメージ

教会や大学以外にも、英語学習を提供する場所はあります。オンライン英会話や個人レッスンをしている人もいますが、今回はアトランタ周辺で ”通える場所” を紹介します。海外留学生を受け入れる学校から、個人の英語スクール、非営利団体まで、ここで紹介した以外にも多くの場所があります。地域の図書館にもESLクラスがある場合が多いので、お近くの場所を調べてみてください。

 

「EZ Learning Language Institute」

・20年以上続く英語学習教室

・パートタイム、フルタイム、プライベートレッスン、オンラインなど

 ニーズに合わせた様々なコースがある

  例:パートタイム

   ・週2日 (2.5h × 2日) ×9週間 (朝クラスと夜クラスあり)

   ・授業料 $450(別途教科書代)

   ・金曜に、英会話クラス、ビジネスライティングのクラスもあり

ジョージア州の、TOEIC試験会場でもある

○詳しい情報はこちらの公式ページから

 

「Atlanta English Institute(AEI)」

・様々な英語コースあり、海外留学生対応

 例① Intensive English Program(IEP / 集中英語コース)

    ・週20時間×8週

    ・授業料 $1,681(別途教科書代などあり)

 例② In-Person ESL(対面のESLクラス)

    ・週2時間×8週

    ・授業料 $862(別途教科書代あり)

○詳しい情報はこちらの公式ページから

 

「The English Island」

・様々な英語コースあり

 例 Group ESL Class(General English Class)

   ・週12時間×6週間(朝クラスと夜クラスあり)

   ・授業料 $999(割引期間あり)

○詳しい情報はこちらの公式ページから

 

 

 

自分に合った英語教室を選ぶコツ

英語の教科書のイメージ

ここまでたくさんの英語教室を紹介してきましたが、結局どこにしたらいいのか分からない… という人のために、場所選びのポイントと、実際に色々体験した筆者の経験談をまとめました。

 

場所選びのポイント

①目的を明確に

 【例】

 ・中学英語の基礎や文法なども復習して英語を学び直したい

  →文法などの授業がある場所を探す。大学はコースを選べることが多い。

 ・英会話に慣れたい

  →スピーキングが多めのクラスを探す。

   オンライン英会話で自分だけが発言できる時間を確保する。

 ・友達を作って練習したい

  →教会や大学、学校に行って、同じく英語を勉強したい友達を作る。

 

②優先条件を明確に

 【例】

 ・子どもを預けながら、自分だけで英語に集中できる時間を作りたい

  →託児サービスのある場所を探す

 ・子どもの学校のお迎えまでに英語学習したい

  →お迎え時間に間に合う午前中のクラスを探す

 ・なるべくお金はかけたくない

  →教会や無料のESLクラスを探してみる

 

行って良かったこと

英語の教科書のイメージ

大学、教会、それ以外の学校、オンライン英会話、全て経験した筆者が言えることは、結局のところ「実際に行ってみないと分からない」ということ。例えば、同じ学校で同じ内容を学ぶとしても、担当の先生、その時のクラスメイトによって、進め方やクラスの雰囲気が変わります。その場で、自分が積極的に授業に参加できるか、楽しく英語学習を継続できるかどうかは、環境が自分に合っているかどうかも影響します。合わない場合は、無理せず別な場所を探してみれば良いので、まずは無料の場所などにとりあえず行ってみて、ESLの雰囲気をつかんでみると良いと思います。

 

それでも試すのは難しいなぁ、怖いなぁという方のために、筆者がESLに行って良かったことを、いくつか以下に紹介します。

・母国語が英語ではない、多国籍のお友達ができる

・日本とアメリカ以外の文化をたくさん知ることができる

・地元の有益な情報(美味しいレストランとか)を聞ける

・誕生日や季節ごとのポットラック(持ち寄り)パーティーが楽しい

・色々な国のアクセントあり英語に慣れる

・英語が話せなくても頑張って伝えてみるというメンタルが育つ

などなど。英語の勉強と関係なくない?という内容も多いですが、多国籍の人が集まるアメリカだからこそ、感じられる楽しさがあるのは、ESLの大きな魅力です。

 

 

Use it or Lose it

use it or lose it

最後に、どの学校でも言われたことは、「週に何度かの英語時間だけで、英語能力を向上させるのには限界があるので、上達させたいなら家でも勉強すること。」耳が痛いですがこれが事実。家で無料で使える英語学習のサイトなどが本当にたくさんあります。ここで紹介したい言葉がひとつ。「Use it or Lose it」使わないと失ってしまうという意味の英語のことわざです。英語も使ってないと忘れてしまう、と考えることができます。またこれは英語だけでなく、他のスキルや、筋肉、体力、時間にも置き換えて考えることができそうです。少しずつ英語を「Use」して、慣れた英語を「Lose」しないようにできると良いですね。

 

まとめ

移民の多いアメリカでは、母国語が英語ではない人を支援するものがたくさんあります。教会、大学、それ以外にも英語を学びに行ける場所がたくさんあります。それぞれの場所に特徴があるので、この記事が自分の目的に合った場所を探すための手助けになれば幸いです。

 

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