アメリカで迷惑電話の対策!簡単にスパム電話を激減させる方法

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アメリカで多い迷惑電話。電話に出るだけで料金が発生するアメリカで、迷惑電話が多いのは本当に困ります。そこで今回は、実際に筆者が行っているものも含め、迷惑電話の対策方法を4つご紹介します。

迷惑メールについての記事はこちら

 

 

 

アメリカで迷惑電話が多い理由

迷惑電話のイメージ

アメリカでは、どうして日本に比べて迷惑電話が多いのか。その理由としては、

①アメリカは固定電話と携帯電話の番号に区別が無い

②アメリカでは電話番号解約後、30日で再利用される

アメリカでは固定電話と携帯電話の番号に区別がなく、いつでも電話番号は不足状態。解約された電話番号は30日ですぐ再利用されるため、前の持ち主に対する間違い電話も多いです。またテレマーケティング(電話で直接商品を売り込む)も一般的です。ロボコール(Robocall)と呼ばれる自動音声を大量に発信できるシステムもあり、それを使った、テレマーケティング、詐欺(Scam)、なりすまし(Spoofing)の電話も多数あります。

 

 

電話に出るだけで料金が発生

日本では、基本的に電話を発信した側が料金を負担する仕組みですが、アメリカでは発信者と受信者の双方が料金を支払う仕組みです。そのため、たとえ迷惑電話だとしても、電話に出ると通話料を支払わなければなりません。なので、知らない電話番号には出ない、迷惑電話の数を減らすなどの対応が必要になってきます。

 

 

まずは「National Do Not Call Registry」へ登録

National do not call registryロゴ

Federal Trade Commissionというアメリカの政府機関が運営している「National Do Not Call Registry」というサイトがあります。このサイトに登録された番号へ、セールス会社は電話をしてはいけないという法律があります。これはセールス電話だけが対象なので、慈善団体や政治団体からの電話は対象外です。またSMS(テキストメッセージ)の受信も対象外です。登録から31日以降に迷惑電話が減るという仕組みです。

 

 

登録方法

登録画面

「National Do Not Call Registry」の登録ページは、こちらのリンクからどうぞ。

登録方法は簡単です。ページ右側の「Register Your Phone」から、電話番号とメールアドレスを入力するだけ。自分の電話番号が既に登録されているかどうかは、中央の「Verify Your Registration」から確認できます。

 

 

登録画面

入力が完了すると、メールが届くので、そのメール内のリンクをクリックすると登録完了です。メール受信から72時間以内にリンクをクリックする必要があります。筆者の場合、入力から1分ほどでメールが届いたので、それほど待つ必要は無さそうです。

 

 

登録の効果

通話のイメージ

効果のほどはというと、筆者の場合、効果抜群でした。具体的に言うと、この「National Do Not Call Registry」に登録する前の30日、登録後の30日、この2か月で受信した迷惑電話(知らない番号からの着信)は50件でした。平均して平日に1,2件かかってくる感じです。しかし登録から31日以降、突然迷惑電話はパタリと止まり、0件になりました。その数か月後、たまにこのルールにのっとらない企業から電話がありましたが、格段に件数は減少しました。余談ですが、その後しばらくして、電話会社を変更すると、再び迷惑電話が復活しました。電話番号の変更がその理由のようです。

 

 

迷惑電話対策アプリをダウンロード

携帯電話を操作するイメージ

迷惑電話の対策が出来るアプリ(Call Blocking App)がいくつかあります。これらを活用するのも効果的です。今回はiPhone用(Apple App Store)とアンドロイド用(Google Play)両方でリリースされているアプリをご紹介します。また大手通信会社の携帯電話をご使用の場合、各社無料の迷惑電話対策アプリを出しています。次項で解説しているので、そちらを先に参考にしてみて下さい。

 

 

hiyaのロゴ

対策アプリ1つめは「Hiya」です。無料で、必要のない番号からの通話とテキストメッセージの両方をブロックすることが出来ます。こちらは実際に筆者も使ってみたので、その使い方もご紹介します。

 

使い方の説明1

まず、アプリをダウンロードし、電話番号を登録します。そして「Lookup」のページに、迷惑電話と思われる番号を入力します。(直近の着信履歴からコピペ。)すると、その番号の素性が分かります。セールスしてきた銀行や保険会社の名前などが表示され、スパムだと思われる場合「Suspected Spam」の表示が出ます。また「Recent Report」の欄で、どんな電話だったかなどの口コミも見られます。そして、その番号をブロックしたい場合は「Block」ボタンを押すだけで、着信拒否出来ます。また、電話帳に載っていない番号は全て着信拒否設定することも可能ですが、病院や学校など登録外からの連絡はあり得るので、個人的には使っていません。

 

 

使い方の説明2

確認した番号が、スパムだと思われない場合は、「No name available」と表示されます。また「Hiya」を使っている人の場合「Name available」と表示され、その名前を確認したい場合は、有料プランに入る必要があります。筆者は、電話番号変更で迷惑電話が爆増した時に使ってみました。直近で着信した迷惑電話番号を登録したところ、1日3,4件だった迷惑電話が、1日1件まで減り、効果ありでした。新たにかかってくる番号も随時ブロックしているので、件数は減り続けている印象です。

 

truecallerのロゴ

対策アプリ2つめは「Truecaller」です。こちらも無料で、迷惑電話やテキストメッセージをブロックするアプリです。「Hiya」同様、ダウンロード数も多いアプリなので、他の人の口コミなども参考になるでしょう。

 

 

 

各電話会社のフィルター機能を使う

verizonのイメージ

大手通信会社Verizonは、無料の迷惑電話検出アプリ「Verizon Call Filter」を出しています。iPhone用(Apple App Store)、アンドロイド用(Google Play)両方でダウンロード可能です。

 

 

t-mobileのイメージ

大手通信会社T-mobileは、独自の迷惑電話検出プログラムの「Scam ID」と「Scam Block」を採用しています。まず「 Scam ID」のおかげで、迷惑電話は「Scam Likely」と自動で表示されます。また「Scam Block」を有効にすれば、迷惑電話と思われる着信(Scam Likely)を、そもそも受信しなくなります。「Scam Block」を有効化する簡単な方法は、#662#と電話をかけるだけ。また、無料の迷惑電話検出アプリ「Scam Shield」をダウンロードし、その中で設定することも可能です。ちなみに、T-mobileの電波を使用している格安スマホでは、#662#は対応できませんでした。

 

 

at&tのロゴ

大手通信会社AT&Tも、無料の迷惑電話対策アプリ「AT&T ActiveArmor」を出しています。迷惑電話と思われる着信を表示したり、そもそも受信しないようにブロックもできます。こちらのアプリはデータ保護機能も兼ねているようです。

 

 

iPhoneの機能で着信拒否設定

STOPのイメージ

iPhoneをご使用の場合、もう受信したくない電話番号があれば、着信拒否設定する方法があります。ただし、これまで紹介した方法を試していれば、必要のない手続きだと思います。迷惑電話に限らず、特定の番号を着信拒否する方法です。まず、着信履歴で着信拒否したい番号を見つけたら、右横のインフォメーションマークをクリックします。電話番号の情報ページの一番下、赤文字の「この発信者を着信拒否」(英語だとBlock this Caller)をクリックすれば、着信拒否設定完了です。

 

 

まとめ

迷惑電話の多いアメリカでの、対策方法をご紹介しました。まずは「National Do Not Call Registry」に登録し、それ以外はお好みの方法を使ってみると良いでしょう。アプリについては、登録して迷惑電話が減らせる可能性がある一方、自分の番号がアプリ内の人にさらされる危険性もあるので、注意も必要です。ですが、少し対策するだけで、毎日鬱陶しかった迷惑電話が格段に減るので、ぜひトライしてみてください。

 

 

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