毎年3月17日はセントパトリックスデー(St. Patrick's Day)、聖パトリックの祝日です。緑色とクローバーでお祝いされる、アメリカのセントパトリックスデーの様子を紹介します。
セントパトリックスデーとは
セントパトリックスデー(St. Patrick's Day、聖パトリックの祝日)とは、元々アイルランドの祝祭日です。アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日3月17日が、カトリックの祭日となりました。
この日は、アイルランドの国花であるシャムロック(クローバー)や緑色の物を身につけてお祝いします。なぜシャムロックなのかというと、聖パトリックスが、キリスト教の教えである「三位一体」の教えを、シャムロックの三つ葉を用いて、人々に説いて周ったと言われるためです。また3月17日直前の週末には、パレードや大型パーティーイベントなどが各地で開催されます。シカゴ川が緑色に染まる風景も有名です。
どうやってお祝いする?
セントパトリックスデー(St. Patricks Day)の当日には、学校などでも「緑色の服を来ていく日」になるなど、緑色のものを身につけてお祝いします。緑色を身につけていけば、お得なサービスを受けられる場合もあります。例えば、ドーナツ屋の「Krispy Kreme Doughnuts」に行けば、緑色のドーナツが1個無料でもらえます。
また、アイルランドの料理やお酒を飲んでお祝いもします。例えばコーンビーフ(塩漬けの牛肉)を使った料理や、アイリッシュビアなどです。この時期のスーパーには、コーンビーフが並びます。
妖精「レプラコーン」
この時期には緑色のグッズが数多く出回りますが、その中に、帽子をかぶった小人のモチーフがあります。これは、アイルランドの伝承に登場する妖精、小人の一種「レプラコーン(Leprechaun)」です。英語ではレプリカンという発音に近いです。靴職人、いたずら好き、虹のふもとに金貨の入った壺を隠しているなどと言われています。ハリーポッターと炎のゴブレットなどにも登場します。アメリカで有名なシリアル「Lucky Charms」のデザインにもなっています。
アメリカの日常で見るセントパトリックスデー
アメリカのスーパーなどでは、バレンタインが終わると商品がセントパトリックスデーのものに切り替わります。街中で見つけたセントパトリックスデーのグッズを、写真11枚で紹介していきます。
手芸や手作りの趣味用のグッズを多く取り揃えている「Michaels」。シャムロックモチーフの飾り付けグッズが並びます。
当日3日前の時点で棚はガラガラ。40%オフセールも始まっています。3月17日を過ぎるとさらに70%オフになったりします。
日用品から食料品まで揃うスーパー「Target」では、専用のメッセージカードの棚がありました。
カードの他にもシールやステッカーなども販売されています。
こちらはアメリカの100円ショップにあたる「Dollar Tree」。帽子やネクタイやカチューシャなど、着飾るための緑グッズが多くありました。
こちらは大手スーパー「Walmart」。緑色のTシャツがたくさん売られています。
こちらも帽子やスカーフなど身につけるための緑色グッズが大量にありました。
身につけるアイテムとしてド派手なウィッグもありました。アメリカンですね。
そして季節イベントの定番、原色アイシングのほどこされたクッキーも大量生産。
シャムロック(クローバー)形のクッキーも大量です。
イベントなどに行けば、緑色のシロップで色付けしたラガービール「グリーンビール」を楽しむこともできます。味は普通のラガービールでした。
まとめ
セントパトリックスデー(聖パトリックの祝日)は、カトリックの祭日ですが、実際には緑色のグッズを身にまとい楽しむイベントとなっていました。バレンタインの次はセントパトリック、そしてその次はイースターです。イベントと共に季節の移り変わりを感じられるのもアメリカらしさだと思います。
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