アーティチョーク(Artichoke)の食べ方、選び方 【写真で解説】| アメリカで野菜を美味しく

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アメリカでは簡単に手に入れることができる野菜「アーティチョーク(Artichoke)」の食べ方や選び方を、実際の写真と共に紹介します。

 

 

アーティチョークとは

アザミの花

アーティチョーク(Artichoke)とは、アザミの花のつぼみにあたります。地中海地方原産で、ヨーロッパでは定番の野菜。アメリカでもスーパーで簡単に手に入れられる野菜です。日本では手に入りにくい食材ですが、輸入食材のあるスーパーでは、オイル漬けなどの加工品が手に入ると思います。

 

アーティチョークの特徴

アーティチョーク

アーティチョークは春に旬を迎え、5月~7月に出回るそうですが、アメリカでは1年中スーパーで見かけます。アーティチョークの特徴は、可食部が少ないこと。つぼみのガクの根本と、芯の中心しか食べられません。見た目に反して、茹でると、ソラマメのようなほくほくとした食感が楽しめます

 

 

アーティチョークの選び方

スーパーの様子

こちらはアメリカのスーパーで売られているアーティチョークの様子。日本では1個1000円以上する場合もありますが(そもそも生で売られていることがほとんど無い)、このスーパーでは1個$1.29(約150円)と、高くない野菜です。

 

 

横から見たアーティチョーク 上から見たアーティチョーク

新鮮なアーティチョークの選び方として、見るポイントが2点あります。

  • 重みがあるもの(肉厚である可能性が高い)
  • 葉(花びら)が閉じているもの(開いていると古い可能性あり)

野菜売り場で悩んだ時には、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

 

アーティチョークの食べ方、調理方法

アーティチョーク

ここからは、実際の下処理の仕方から食べ方まで、写真と共に紹介します。調理方法としては、茹でる、焼く、煮込むなどありますが、今回は最もシンプルな「蒸しゆで」の様子を紹介します。

 

先っぽを切る

まず、よく洗ってから、つぼみの先を切り落とします

 

 

断面の様子

切り落とした断面の様子がこちら。中心にきれいな花びらが見えています。断面は変色しやすいので、レモン汁などをかけておくと良いです。

 

 

葉の先を切り落とす

外側の葉(花びら)の先はトゲのようになっているので、安全のために切り落とします。刺さると痛いので注意して下さい。また茎の先や、つぼみの根本の小さな葉(花びら)も取っておきます。

 

 

蒸し茹でする鍋

今回はシンプルな蒸しゆでにします。まず、水にオリーブオイルとレモン(今回はレモン汁)を入れて沸騰させます。ニンニクやローリエなどを入れて風味をつけるのも良いです。

 

 

茹でる様子

沸騰したら、下処理したアーティチョークを丸ごと入れて、蓋をして蒸しゆでにします。

 

 

茹でた後の様子

外側の葉(花びら)が、ほろりとはがれるくらいに柔らかくなれば、完成です。

 

 

茹でた後の断面

茹で上がった後、半分に切ります。花の中心部分はモソモソしているので取り除きます

 

 

中心部分をくりぬいた様子

中心部分を取り除いた様子がこちら。この根本の部分が一番美味しいとされる部分です。マリネの瓶詰めなどの加工食品は、だいたいこの部分だけが入っています。

 

お味は・・・

完成した様子

完成したのがこちら。半分にはオリーブオイル×塩をトッピング。もう半分は、そのままマヨネーズ×味噌にディップして食べました。

 

 

食べ方

中心はそのまま食べられますが、他の部分は、葉(花びら)を1枚ずつはがし、根本を歯でこそげ取るようにして食べます。お味は、ソラマメや百合根のような素朴な味でホクホクしてます。歯で削ぎながら食べるので、少し枝豆を思い出します。中心部分は、細たけのこに近いコリっとした食感で、甘みが少し増します。見た目に似合わず優しい味なので、お子さんでも食べられると思います。

 

 

横から見たアーティチョーク

今回の「蒸しゆで」の他にも、煮たり焼いたりと食べ方は色々です。また、新鮮なアーティチョークの場合、生でも食べることが出来ます。その場合、中心部分を薄くスライスすると良いでしょう。

 

 

まとめ

アーティチョーク(Artichoke)は、食用のあざみの花のつぼみです。可食部は少ないですが、優しく食べやすい味です。肝臓の解毒効果があり、ハーブティーとしても利用されたりするようです。機会のある方はぜひトライしてみてください。

 

 

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