アメリカ生活の初期に非常にびっくりしたのが、スマホが突然鳴り出す「アンバーアラート(AMBER Alert)」。緊急地震速報の無いアメリカで、スマホから警報が鳴る場合をまとめました。
アメリカの緊急警報
日本では緊急地震速報に心臓がドキッと鳴ったことがある方も多いと思います。地震の少ないアメリカには緊急地震速報はありませんが、他の緊急警報があります。
アメリカで突然スマホから警報がビーッビーッ!!と鳴る場合、それは「ワイヤレス緊急警報(Wireless Emergency Alerts)」という緊急事態連絡システム(通称WEA)の一種です。正式には以下の4種類があります。
- 大統領が発した警報
- 安全や生命に差し迫った脅威
- 行方不明の子どもに関すること(アンバーアラート)
- 人命と財産を救うための推奨事項
簡単に言えば、「危険な天候」や「避難の必要性」がある場合、「行方不明の子ども」が出た場合に連絡が回ります。発信しているのは認可された、国、州、地方自治体、の担当局です。警報が出された地域にいれば、WEA対応モバイルデバイスを持ってる人は誰でも受信できます。2012年から開始され、のべ62000回以上使われているシステムです。詳しくはこちらの連邦通信委員会(FCC)のホームページをご覧ください。
アンバーアラート(AMBER Alert)とは
アメリカの緊急警報の中でも、未成年者の「誘拐事件」や「行方不明事件」が発生した場合の緊急事態の警報をアンバーアラート(AMBER Alert)と呼びます。AMBERは America's Missing: Broadcasting Emergency Responseの略称です。アラームと共に、「近所で誘拐事件が発生しました。犯人は〇色の○○タイプの車で逃走中。怪しい車を見かけたら通報して下さい。」というような内容の事件の詳細を知らせるメッセージが届きます。
アラーム音の消し方
スマホが突然鳴り出すと大変驚きますが、そのメッセージをタッチすれば 、音はすぐに止まります。ついでにメッセージも消えてしまう場合があるので、見逃さないように気を付けてください。スーパーで買い物をしている最中であれば、周りでも次々と音が鳴り出します。また、急な竜巻や嵐が来る場合、たとえ夜中であろうとも事前にアラームが鳴り出します。また、高速道路で大きい事故があり、大規模な通行止めがされる場合などにも連絡が入ることがあります。
まとめ
アメリカには日本とは異なる緊急警報が存在します。特にアンバーアラートは、子どもを大切にして地域住民みんなで守るというアメリカの文化が色濃く出ているなと感じます。この記事が、私と同じように初めての大音量アラームに驚いた方の役に立ちますように。
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