アメリカでお団子づくりをしてみました。今回使用したのは「もち粉(glutinous rice flour)」です。材料入手方法などを含めて解説していきます。
粉の種類と英語表記
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お団子を作るために使用する材料として思い浮かぶものに、「団子粉」「白玉粉」などがありますが、今回はアメリカで最も入手しやすい「もち粉」を使用しました。それぞれの粉の違いと英語表記についてまとめました。
粉の違いと特徴
団子粉
原料:うるち米ともち米
特徴:コシがあって、歯切れが良い、丸めるのが簡単
白玉粉
原料:もち米のみ(水びきして沈殿した粉)
特徴:もちもちなめらか、冷やしても固くなりにくい
もち粉
原料:もち米のみ(水びきせず製粉)
特徴:きめ細かくなめらか、大福の求肥に○
粉の英語表記
英語表記では、おもに「米粉」と「もち粉」に分かれています。アジア系スーパーに行けば日本の「団子粉」や「白玉粉」が販売されていることもあります。
米粉 : rice flour
もち粉 : glutinous rice flour, sweet rice flour, mochiko
これらの材料で、より日本の「団子粉」に近づけたい場合、米粉ともち粉をブレンドするのも、よい方法かもしれません。
アメリカで買ったもち粉(glutinous rice flour)
こちらが、アメリカで購入したもち粉です。どちらもアジア系スーパーで購入しました。また米Amazonなど、ネットでは他のブランドも含めて購入することができます。今回のもち粉はそれぞれ「sweet rice flour」「glutinous rice flour」と表記されています。 特に写真左の「ブルースターもちこ」は、1940年代から販売されるカリフォルニア産もち米を使用した老舗ブランドです。写真右はタイ産のもち粉です。
ブルースターもち粉、タイ産のもち粉、共に成分表示の内容は同様で、粉の違いも特に感じられませんでした。
お団子づくり
アメリカで購入した「もち粉」を使ってお団子を作りました。作り方は、粉に水を入れながら、耳たぶほどの柔らかさになるまで練りながら調整します。たっぷりのお湯を沸かし、丸めたお団子を投入。浮いてきてから5分ほど茹でて完成。
こちらが完成した「みたらし団子」と「きなこ団子」。もち粉を使用したので、普通のお団子以上にもちもちに仕上がり、美味しくいただけました。冷蔵庫などで冷やすと固くなってしまうので注意して下さい。
まとめ
アメリカでは「米粉」や「もち粉」を手に入れることができ、今回は「もち粉」でお団子づくりに挑戦しました。より本格的なお団子に近づけるには「米粉」をブレンドすると良いかもしれません。またアメリカでは代替品として「片栗粉(potato starch)」や「タピオカ粉(tapioka starch)」が使用される場合もあるそうです。もち粉でのお団子づくり、気になった方はぜひトライしてみて下さい。
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