アボカドは1000種類以上もの品種があると言われています。馴染みのあるハスアボカドと、フロリダアボカドなどと呼ばれる大きなアボカドを食べ比べしました。その特徴について紹介します。
馴染みのあるハスアボカド
アボカドといえば、手乗りサイズのハスアボカド(Hass Avocado)が、最も世界中で食べられている種類です。日本で普及しているのは、ほぼハスアボカドです。小粒で皮は黒みがかった色をしています。
巨大なフロリダアボカド
1000種類以上の品種があると言われるアボカド。中には大きなものや細長いものまであります。アメリカのスーパーで見つけた通称「フロリダアボカド(Florida Avocado)」は、フロリダなどで生産される大粒のアボカドの呼び名で、品種には「Choquette(ショケット)」や「Simmonds(シモンズ)」など、様々な種類が含まれます。
2種のアボカド比較
さっそくハスアボカド(Hass Avocado)(左)とフロリダアボカド(Florida Avocado)(右)を比較していきます。残念ながら、今回フロリダアボカドの詳しい品種は無記載で分かりませんでした。
まずは、大きさが格段に違います。重さを比較してみると、見慣れたハスアボカド(左)は155g、大きなフロリダアボカド(右)は785g。つまりフロリダアボカドはハスアボカドの約5個分という結果に。
そしてこの2種は色が異なります。ハスアボカドは黒みがかった緑色、フロリダアボカドは鮮やかな緑色です。また、ハスアボカドは追熟して食べごろに近づくと、より黒みが増しますが、フロリダアボカドは追熟しても色が変化しません。なので、個人的には食べごろの見極めはハスアボカドの方が簡単です。アボカドは常温保管で追熟させますが、熟すのを早めたい時には、紙袋に入れたり、バナナの隣で保管すると良いです。
お味は、どちらも濃厚ですが、一般的にハスアボカドの方が油分が多くねっとりしていて、フロリダアボカドの方が油分が少なくさっぱりしています。ペーストやワカモレにするならハス、切ってさっぱりサラダにするならフロリダ、という使い分けも良いかもしれません。
熟していなかった時の対応
アボカドでは、切ってみたら硬くて熟しておらず「まだ食べごろじゃなかった!」という失敗も。特に色が変化しないフロリダアボカドではこの失敗が想像に難くないです。そんな場合の応急処置として、加熱調理がおすすめです。まず電子レンジで温めることでやわらかくなります。またオーブン焼きなどのメニューで、未熟ゆえのエグみなどが抑えられます。あくまで応急処置なので、熟してから食べるアボカドが一番美味しいです。
まとめ
アボカドには、日本で一般的なハスアボカドの他にも様々な品種があります。巨大なフロリダアボカドは、追熟しても緑色のままで、少しすっきりした味わいです。ですが「森のバター」とも呼ばれる栄養豊富なアボカド、どの種類も濃厚な味なので、機会がある方はぜひその違いを味わってみてはいかがでしょうか。
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