6月はPride Month(プライド月間)| LGBTQIA+の権利に光を当てる期間

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6月は「Pride Month(プライド月間)」として知られています。これはLGBTQ+(LGBTQIA+)の権利、性の多様性について考える期間です。この時期、アメリカではテーマカラーのグッズも店頭に並びます。今回は、そんな「Pride Month」とは?について紹介します。

 

 

 

 

Pride Monthとは?

レインボーフラッグを身につけた女性

毎年6月は「Pride Month(プライド月間)」として知られています。この期間中はアメリカをはじめ世界各国で、性的マイノリティであるLGBTQIA+(Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender, Queer/Questioning, Intersex, Asexual )の権利を啓発するイベントが開催されます。

 

LGBTQIA+とは?

プライドパレードのイメージ

人間には多様なセクシャリティがあり、それはグラデーションのように、組み合わせや度合いは人それぞれの個性があると考えられています。このセクシャリティを説明するために4つの要素があります。

・身体的性(Sex) 身体的特徴や構造で、出生時に分けられる性

・性的指向(Gender Orientation) どの性が恋愛対象か

・性自認(Gender Identity) 自分の性をどう認識しているか

・性表現(Gender Expression) 見た目や言動で表現する性

この組み合わせによって、セクシャリティは様々な呼ばれ方をされます。LGBTQIA+それぞれの意味を覚えることより、この4つの要素が人それぞれグラデーションで存在するということを知っておくことが大切かもしれません。

 

Pride Monthの由来

LGBTQ+と拳のイメージ

どうして「Pride Month(プライド月間)」は始まったのでしょうか。その起源は、今から50年以上前の1969年に起こった「ストーン・ウォールの反乱(Stonewall riots)」にあります。6月28日未明、ニューヨーク市マンハッタンにあるゲイバー「ストーンウォール・イン(Stonewall Inn)」に、警察の理不尽な襲撃があり、それに抵抗した客たちの行動が暴動にまで発展しました。この事件が、その後のゲイ解放運動を盛り上げるきっかけとなりました。

 

 

プライド・パレードのイメージ

その翌年、事件を記念してプライド・パレードがニューヨークなどで初めて開催されました。そしてこの「プライド・パレード(Pride Parade)」は、性の多様性を考えるイベントとして、世界中に広まっています。

 

 

シンボルはレインボーフラッグ

青空とレインボーフラッグのイメージ

LGBTQIA+プライドのシンボルとして使われるのがレインボーフラッグ(虹色の旗)です。このレインボーフラッグを初めてデザインしたのは、ゲイでアーティストの「ギルバート・ベイカー(Gilbert Baker)」です。1978年にサンフランシスコのパレードで初めて使用された際は、全8色のレインボーでしたが、みんなで使えるように大量生産を検討した結果、現在の6色のレインボー(赤、橙、黄、緑、青、紫)になりました。

 

 

イベントやレインボーグッズで彩られるアメリカ

プライド・パレードのイメージ

6月には、LGBTQIA+プライドに関する様々なイベントやパレードがアメリカ各地で開催されます。ニューヨークで行われる「NYC PRIDE」は特に大きなイベントです。

 

 

お店に並べられたレインボーグッズ

さらに、スーパーなどの小売店では、レインボー柄の商品の取り扱いが増え、身近な所からも「プライド月間」を感じられるようになっています。

 

まとめ

「Pride Month(プライド月間)」とは、毎年6月にLGBTQIA+の権利や、性の多様性について考える期間です。アメリカだけでなく世界的に広がるこの活動について、レインボーフラッグと共に思いを寄せてみるのも良いかもしれません。

 

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