アメリカ合衆国連邦政府の定める祝日は年間で１１日。その中で９月の第１月曜日に制定されているのが「レイバー・デー（Labor Day）」です。労働者の日であり、日本でいうところの勤労感謝の日と似た祝日。そんなレイバー・デーについて紹介します。
レイバー・デーとは
「レイバー・デー（Labor Day）」は、労働者の日として定められた、アメリカ合衆国の祝日です。９月の第１月曜日に定められているので、９月最初の週末は３連休になります。夏休みも終わり、この夏最後の連休を楽しもう！といった雰囲気があります。
レイバー・デーの始まり
１８００年代後半、アメリカでは産業が発展していく中、労働者たちが低賃金や長時間労働などの改善を求めて、労働運動がさかんになります。そして１８８２年９月５日、初めての「レイバー・デー」のパレードが、ニューヨーク市で行われました。その後、この活動が全国に広がり、レイバー・デーを祝日と定める州が増えていきます。そして１８９４年、９月の第１月曜日が「レイバー・デー」として連邦の祝日となりました。
レイバー・デーの過ごし方
「レイバー・デー」は、労働者を称える日ですが、同時に夏の終わりを告げる週末、最後に夏を満喫する連休というイメージも一般的です。各地でパレードなどのイベントが開催されたり、夏物のセールが実施されたり、アウトドアやBBQを楽しむ人も多くいます。
また、夏の終わりと同時に、スポーツの秋の始まりでもあります。特にアメリカンフットボールの始まりを告げる週末とも言われ、ナショナル・フットボール・リーグ（NLF）は、レイバー・デー開けの木曜日に開幕します。
レイバー・デーのイベント in Atlanta
「レイバー・デー」の週末に行われるイベントの例として、筆者の住むジョージア州アトランタ市の場合で紹介します。まずスポーツの秋、大学アメフトの公式開幕戦「The Chick-fil-A Kickoff Game」が、市内のスタジアムで開催されます。
さらにアメリカ最大級のアニメやゲームなどポップカルチャーの祭典「Dragon Con（ドラゴン コン）」が、レイバー・デーの週末にアトランタ市内で開催されます。展示などはもちろん、アメリカ中から集まったコスプレイヤー達のパレードも有名です。詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください。この他にも、様々なイベントが開催されるので、ぜひお住まいの地域のイベントをチェックしてみて下さい。
まとめ
レイバー・デー（Labor Day）は、労働者を称える歴史ある祝日でありながら、夏の終わりやアメフトシーズンの始まりを告げる役割も果たす、９月最初の連休です。ぜひアメリカやカナダにお住まいの方は、レイバー・デーの祝日を満喫してみて下さい。
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