ストウブ(staub)といえば、フランス生まれの、世界中で愛される鋳物ホーロー鍋です。アメリカでも、ブラックフライデーなどのセールを活用しつつ手に入れる方も多いと思います。そんなストウブ鍋が焦げ付いてしまった時の、焦げの落とし方を写真付きで解説します。
鋳物ホーロー鍋「ストウブ(staub)」
ストウブ(staub)は、フランスのアルザス地方で生まれた鍋で、鋳鉄の鍋にホーロー加工がされた、カラフルなバリエーションのある鍋です。鋳鉄製なので、蓄熱性が高く、食材から出る旨味を含んだ水分を逃さないため、料理が美味しくなります。ホーロー加工がされている分、ただの鉄鍋よりもお手入れが簡単です。ストウブ(staub)以外にも、ル・クルーゼ(LE CREUSET)などが、鋳物ホーロー鍋ブランドとして有名です。
ストウブの焦げを落とすには重曹
ここからストウブ(staub)鍋の焦げ付きを落とす方法を、実際の写真と共に紹介します。公式サイトのお手入れ方法を参考に実践しました。写真の通り、びっしりこびりついた鍋底の焦げ付きを、ツルりと落としていきます。
焦げ付きを落とすのに使用するのは重曹(baking soda)です。アメリカで重曹といえば、この「ARM & HAMMER」が有名です。スーパーのベーキングコーナー(小麦粉、ベーキングパウダー、ドライイーストなどが置いてある場所)にあることが多いです。
手順その1。まずは鍋に1~2cmほどの水をはり、焦げた部分が隠れるように重曹をまぶします。
手順その2。次に弱火で温めます。反応が進むと細かい泡が出て、重曹が溶けて透明になっていきます。鍋の蓋は開けたままでも構いませんが、重曹水がコンロ周りに飛び散って白くなるので、蓋を閉めると掃除の手間が省けます。
手順その3。重曹が溶けて水がほぼ透明になったら、火を止めて鍋が冷めるまで待ちます。この時、大きな焦げ付きがある場合はお箸などで優しくこすります。
手順その4。鍋が冷めたら、水で洗い流します。ここでほとんどの焦げ付きは落ちますが、筆者のように豪快に焦がしてしまった場合は、焦げ付きが残ります。そんな時は、手順1~4を、焦げ付きが取れるまで繰り返します。
筆者の場合は、こすり洗いでは落ちない豪快な焦げ付きが、上記3サイクルですっかり落とすことが出来ました。
焦げ付きを落とした後は、鍋肌保護のためにシーズニングをします。シーズニングの方法は、乾いた鍋にオイル(サラダ油、アメリカならcanola oilなど)を塗り、弱火で数分加熱してオイルを馴染ませ、最後に余分なオイルをふき取ります。
また、鍋底ではなく、鍋の外側や蓋の塗装面の焦げ付きを落としたい場合は、重曹に少し水を混ぜてペースト状にし、これを使って汚れた部分を指でキュキュッとこすると、落とすことが出来ます。外側の塗装面は、メラミンスポンジを使ってもよいようです。
まとめ
ストウブ(staub)などの鋳物ホーロー鍋の焦げ付きを落としたい場合は、無理にこすらず、重曹を活用するとツルりと落とすことが出来ます。さらにシーズニングなどのお手入れをすれば、よりよい状態を維持することが出来ます。筆者のように、お気に入りの鍋を絶望的に焦がしてしまった方の、希望の光になりますように。
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