アメリカでゼリーといえばジェロー(Jell-O)が定番。このジェローのゼリーミックスを使えば、誰でも簡単にお家でゼリーを作ることが出来ます。そんなアメリカらしいカラフルなゼリーミックスの使い方を紹介します。
「Jell-O(ジェロー)」とは?
アメリカの「クラフトハインツ(Kraft Heinz)」が手掛けるゼリーのブランドが「Jell-O(ジェロー)」です。1897年から続く老舗ブランドで、アメリカでは「jello」といえばゼリー(jelly)を指すというほど人々に親しまれています。カップ入りゼリーはもちろん、家で簡単にゼリーが作れる粉末のミックスも有名です。
実際にジェローを作ってみた
ここからは、実際にジェローのゼリーミックスを使って、ゼリーを作る様子を紹介します。アメリカのスーパーのお菓子作りコーナーでは、ご覧のようにカラフルなジェローのミックスがずらりと並びます。なんとそのフレーバーは20種類を超えるそうです。
ジェローには、カラフルなゼリーミックスの他に、プリン(Pudding)ミックスもあります。アメリカでいう「プリン(Pudding)」は、日本のようなぷるんとしたデザートではなく、硬めのカスタードクリームのような、濃厚でどろっとしたデザートを指すことが多いです。
今回は王道の、ゼリーミックスの苺味(Strawberry flavor)を試してみました。こちらの商品、人工甘味料(artificial sweeteners)や、異性化糖(果糖ブドウ糖液糖, high fructose corn syrup; HFCS)は含みませんが、苺の風味は人工香料(artificial flavor)です。
中には、苺のように赤く着色されたゼラチンの粉が入っています。このゼラチンの粉からは、かき氷の苺シロップのような甘い香りが漂ってきます。
ジェロー(Jell-O)の作り方はいたってシンプル。ゼラチンを溶かして冷蔵庫で冷やすだけです。パッケージの裏側に作り方の説明があります。
材料(約4人分)
1箱のゼラチン(3 oz, 85 g)に対して、
1カップのお湯(約235 ml)と1カップの水(約235 ml)
※日本では1カップ=200 mlですが、アメリカの1カップは約235ml
作り方
・お湯にゼラチンの粉を全て入れ、2分間かき混ぜて溶かす
・水と合わせて混ぜ、冷蔵庫で4時間ほど冷やし固める
水分の量が変われば、食感が柔らかめか固めか変化するだけなので、水分量に厳密にこだわる必要は無いと思います。子どもでも作れる簡単なゼリーです。写真は大きいサイズの箱(6 oz, 170g)の説明書きなので、分量が2倍で表示されています。
完成したゼリーがこちら。真っ赤なゼリーが出来上がりました。まさにかき氷の苺シロップのような甘さです。ただし苺らしい酸味もあるので、甘ったるくなく食べられます。
ジェローに入れてはいけない果物
ジェローのミックスのように、ゼラチンを使ってゼリーを作る場合、果物も一緒に入れる時には注意が必要です。このパッケージの注意書きにもある通り、一部の果物はゼラチンを固まらせない効果があります。パイナップル、キウイ、パパイヤ、イチジク、グァバ、マンゴー、生姜などには、ゼラチンを固めるためのコラーゲンを分解する酵素が含まれているため、一緒に入れるとゼリーが固まらなくなってしまいます。ちなみにこの酵素は、長時間加熱すると分解されるので、パイナップルの缶詰めはゼリーに使うことが出来ます。
ジェローを使ったアレンジ
ジェローのゼリーミックスは、ずばり果物風味の付いたゼラチンの粉なので、その風味やカラフルさを生かして、ゼリー以外のデザートや料理に活用することが出来ます。
例えば細かくミンチした野菜や果物を、果物風味のゼリーと一緒に固めることで、簡単にちょっと豪華なフルーツサラダを作ることが出来ます。
セロリなど、ちょっとクセのある野菜も、他のフルーツやジェローの甘さと混ざって、気づかないくらいに食べやすくなります。今回はクランベリーを使ったフルーツサラダでした。クランベリーについては下の記事で紹介しています。
ジェロー以外にもあるゼリーミックス
アメリカでゼリーと言えばジェロー(Jell-O)と言われるほど、大定番ブランドのジェローですが、他にも簡単にゼリーを作れるミックスがあります。ジュースで有名な「Welch's」や、「Royal」「SONIC」など色々なブランドがゼリーミックスを出しています。ジェローより安価なものも多いです。
また各スーパーからも、オリジナルブランドのゼリーミックスが出ているので、必要に応じて使い分けしてみて下さい。
まとめ
「ジェロー(Jell-O)」は、アメリカで長らく親しまれているゼリーのブランドです。カップ入りゼリーはもちろん、子どもでも簡単にゼリーが作れるゼリーミックスも有名です。アメリカらしいカラフルなゼリーは、子どもたちのイベントにも大活躍するので、気になる方は取り入れてみて下さい。
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