アメリカのコストコ活用術 | クレカ、年会費、アプリ、得する情報解説!

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アメリカ発祥の巨大スーパー「Costco(コストコ)」。買い物するのも楽しい、アメリカらしさ全開のスーパーですが、実際にお得なのか、どれくらい買い物すれば年会費の元がとれるのかなど、分かりやすく解説します。長いので、目次から気になる項目へジャンプして下さい。

 

 

コストコ(Costco)とは

コストコの外観

「コストコ・ホールセール(Costco Wholesale)」は、アメリカ発祥の会員制の倉庫型卸し&小売り店。食料品から家電まで様々な製品が安く買えるお店です。アメリカでは580店舗以上、日本には31店舗、世界では約850店舗を構える大手チェーン店です。アメリカでは「Costco」を、tをほぼ発音しない「コスコ」のように呼びます。

 

 

コストコ会員(メンバーシップ)の種類

エグゼクティブカード ゴールドスター

コストコの会員(メンバーシップ)は2種類あります。一般の人には関係ありませんが、2種類の他にビジネス向け会員もあります。

・Gold Star Membership(ゴールドスター) 年会費$60

・Executive Membership(エグゼクティブ) 年会費$120

普通の年会費が$60。さらに$60追加することでアップグレードできる、という仕組みです。どちらの会員も世界中のコストコで有効です。なので、日本のコストコ会員であればアメリカでも使うことが出来ます。また会員1人につき、家族カードを1枚無料で作ることが出来ます。詳しい情報はこちらの公式ページからどうぞ。

 

 

 

年会費の元をとるには

コストコのイメージ

もともと年会費を払って安い商品が買えるので、元はとれているのかもしれません。しかし、どうせならキャッシュバックで会員費を取り戻してお得にしたい(笑) 会員費の元がとれるかどうかは、「年間どれくらい買い物をするか」「コストコのクレジットカードを利用するか」によって決まります。詳しい情報は公式サイトにてご確認下さい。

 

各会員のキャッシュバック特典

Gold Star Membership(ゴールドスター/年会費$60) 

 → キャッシュバック特典無し

 

Executive Membership(エグゼクティブ/年会費$120)

 → コストコでの購入額の2%分がキャッシュバック

  (年間最大$1000まで)

ゴールドスターはクレジットカードを使わない限り、キャッシュバックはありません。エグゼクティブの場合、年間$3000(月々$250)買い物すれば$60のキャッシュバック($3,000 × 0.02 = $60)なので、アップグレード分の$60を取り戻すことが出来ます。ここがひとつの目安となります。もし年会費を全て取り戻すには、年間$6000(月々$500)の買い物が必要です。

 

 

コストコクレジットカードの特典

クレジットカードの特典

Citiサイトより引用

コストコのクレジットカードは年会費が無料の、Citiバンク発行の Visaカードです。

・ガソリン:4%

 → ガソリン(もしくはEV充電)の4%キャッシュバック

  ※コストコやそれ以外のガソリンスタンド全て対応

  ※年間$7000まで、それ以上は1%のキャッシュバック

 

・レストラン、旅行:3%

 → 世界中のレストランや旅行の3%キャッシュバック

  ※コストコトラベルも対象

 

・コストコでの購入:2%

 → コストコの購入額の2%キャッシュバック

  ※オンライン(Costco.com)の買い物も対象

  ※エグゼクティブ会員なら、合わせて4%のキャッシュバックになる

 

・その他 :1%

 → その他の場所の利用で1%キャッシュバック

したがって、ゴールドスターでもコストコクレジットカードを持っていれば、キャッシュバックが受けられます。さらにガソリンを入れることが多い人にはお得なカードです。

 

年会費を取り戻すパターン

コストコオンラインショップのイメージ

まとめると、年会費を取り戻すためには、クレジットカードの有無が大きく効いてきます。年会費を取り戻すパターンをいくつかまとめました。

 

・Gold Star Membership(ゴールドスター/年会費 $60)のみ

 → 特にキャッシュバックは無し

 

・Gold Star Membership(ゴールドスター/年会費 $60)+クレカ

 → 例1:コストコで年間$3,000(月々$250)の買い物で$60バック

   例2:ガソリン代年間$1,500(月々$125)で$60バック

   例3:コストコで年間$1,500(月々$125)&

       ガソリン代年$750(月々$62.5)で$60バック

 

・Executive Membership(エグゼクティブ/年会費 $120)のみ

 → 例1:コストコで年間$3,000(月々$250)の買い物で$60バック

      (⇒アップグレード分取り返す)

   例2:コストコで年間$6,000(月々$500)の買い物で$120バック

      (⇒全額取り返す)

 

・Executive Membership(エグゼクティブ/年会費 $120)+クレカ

 → コストコで年間$3,000(月々$250)の買い物で$120バック

結論、エグゼクティブ会員で年会費を回収するには、家具、家電、タイヤ等を買ったり、コストコトラベルで旅行に行ったり、大家族で買い物額が大きい場合には可能かもしれません。また、ゴールドスター会員でも、無料のクレカを作ればエグゼクティブ会員と同じキャッシュバックが受けられるので、年会費を回収できそうです。

 

 

 

コストコ会員になる方法

サービスカウンター

コストコ会員になりたい時は、コストコのサービスカウンターに行って申し込みすれば、その場で写真を撮って、カードを発行してくれます。クレジットカードも同じカウンターで申し込み出来ます。オンラインでも会員になることが出来ますが、会員カードを作るためには店頭に行って写真を撮る必要があります。さらに、有名なクーポンサイト「Groupon」では、コストコ会員登録に使えるクーポンもよく出ているので、新規登録する人は、ぜひその前にチェックしてみて下さい。

 

 

日本で会員になった方がお得

日本国旗のイメージ

コストコの会員カードは世界中で使えるので、日本のコストコカードをアメリカで使うことも出来ます。以下の通り、アメリカに比べて日本の年会費が格段に安いです。シンプルに年会費を抑えることが出来ます。

 

日本のコストコ(Costco Japan)年会費

・ゴールドスター(通常) 年会費4,840円

・エグゼクティブ ゴールドスター(アップグレード) 年会費9,900円

ただしアメリカで日本の会員カードを使う場合、インターナショナル扱いになるため、レジやガソリンスタンドでは店員さんに「Internationalです」と伝えて対応してもらう必要があるようです。

 

 

途中で会員ランクを変更したい時

例えば、「エグゼクティブだけど、年会費の元が取れないから会員ランクを下げたい。」そんな時は、店内のサービスカウンターに行ってゴールドスターにランクダウンしたいと伝えるだけです。するとその場でアップグレード料$60を返金してくれます。筆者が試した時、更新から数か月経過していましたが$60クレジットカードへ返金してもらいました。

 

 

キャッシュバックのもらい方

郵送されるキャッシュバック券

コストコ公式サイトより引用

エグゼクティブ会員であれば、毎年2月に1年分のキャッシュバックが届きます。写真のようなバーコード付きの金券が送られてきます。(画像は公式サイトから引用。)有効期限はその年の12月31日までです。キャッシュバック金額が大きくて一度に使いきれない、という心配は必要ありません。その日の買い物で使いきれなかった残りの金額は現金で返ってきます。キャッシュバック券を使いたい時は、セルフレジではなく、人の居るレジを使って下さい。

 

 

クレジットカードのキャッシュバック

Citiサイトより引用

またコストコクレジットカードのキャッシュバックも、毎年2月に1年分まとめて届きます。郵送、もしくはオンライン明細を利用している場合は電子メールで届きます。こちらもコストコのレジで見せるだけで使えます。(画像は公式サイトから引用。)

 

 

 

知っておきたいコストコの価格表示の秘密

コストコの中でも、さらにお得な商品を見つけたい場合、注目するべきなのが商品価格の数字です。それぞれの価格が意味することを紹介します。

 

.99の商品

$7.99のように「 .99」で終わるのが、コストコの通常販売価格の商品です。

 

 

.49の写真

価格が「 .49」「 .79」のように、 .99 以外の 9セントで終わる商品は、メーカーとの交渉やお試し商品として、通常価格よりも安くしている商品です。

 

 

.97写真

価格が「 .97」で終わる商品は、シンプルな値下げ商品、もしくは在庫処分のクリアランスセール商品です。

 

 

数字のイメージ

価格が「 .00」「 .88」などの偶数で終わる商品は、マネージャーがその店舗からこの商品を取り除きたいという意図で設定された価格で、かなりのお買い得品である可能性が高いです。なぜ急いで在庫をはけさせたいのかは謎なので、よく商品を確認してください。(レアなので写真撮れず。)

 

 

*の写真

価格プレートの右上隅に「*」が表示されている場合、在庫限り、再入荷無しを意味します。別名「デススター(death star)」。気になっていた商品であればぜひトライしてみて下さい。これはあまり売れていない商品か、メーカー価格が上昇してコストコで売れなくなってしまった商品など。また季節商品の場合は、また1年後などに登場する可能性もあります

 

 

値下げのハイライト

またコストコでは毎月セール商品があります。今月のセール品は、値下げ額が黄色くハイライトされていて、お買い得だと分かりやすくなっています。またこれらの商品は通路から目立つ場所に配置されていることが多いです。

 

 

アプリが便利

スマホアプリのイメージ

公式サイトより引用

コストコにはスマホアプリもあり、App StoreとGoogle Play両方からダウンロード可能です。機能がたくさん詰まっていて便利です。まず会員カード情報が入っているので、入店する時もいちいちカードを出さずに、スマホの画面を見せればOK。レジでもスマホを見せる(セルフレジならかざす)だけでOK。さらにクレジットカードを登録しておけば、そのままボタン1つでお支払いできるので、クレジットカードを出す必要も無し。ということで、スマホだけあれば買い物が完了します。(画像は公式サイトからお借りしています。)

 

 

アプリのイメージ

公式サイトより引用

またオンラインショッピングやセール情報が確認できるのはもちろん、レシートもアプリ上で確認できるので、返品したいけどレシートが見つからない…という問題が起きなくなります。他にも最寄りのガソリンスタンドの価格が確認できるなど(コストコでも店舗によってガソリン価格が異なります。)、便利な機能が満載なので、ぜひコストコを利用している人は活用してみて下さい。

 

 

まとめ

コストコは、年会費が必要ですが、レジャーとして買い物を楽しめるようなアメリカ感満載の巨大なお店です。年会費を取り返せるかは、買い物の量とクレジットカードの有無で決まります。価格表示に隠された情報やアプリを活用すると、きっと更にお得に買い物を楽しめます。

 

 

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