アメリカで運転免許を取得するまでの間、運転する場合には日本の「国際運転免許」を使用します。日本での「国際運転免許」の取得の仕方、またアメリカで使用する際に気を付けるべきことをまとめました。
国際運転免許とは
国際運転免許証とは、海外で運転をするときに必要な免許ですが、正確には日本で発行した国際運転免許を「国外運転免許」と呼びます。もし外国で運転免許を取得して、それを日本国内で使用する場合には「国際運転免許」と呼ぶそうです。免許センターに行く際には「国外運転免許の手続き」という看板を探してみて下さい。
有効期限
この免許証で運転できるのは発効から1年間。更新制度は無いです。ただし、1年以内に国内の運転免許の期限が切れたら、国際運転免許の期限も同時に切れます。出国前にあまり早く取得すると、現地での有効期限が短くなるので注意してください。
国際運転免許を取得できる条件
条件はシンプルに2つ。ただし渡航予定を証明できない状態では作れません。
- 日本の運転免許を持っていること
- 海外に渡航する予定があること
運転できる国
国際運転免許で運転できる場所は、ジュネーブ条約に締結している国と地域。2020年時点で99か国と12の特別区で認められています。詳しくは警視庁のホームページをご覧ください。
取得に必要な書類とお金
国際運転免許が必要な場合、各都道府県の警察署か運転免許センターで取得が可能です。その際に必要な書類と金額をまとめました。
必要な書類と準備物
- 運転免許証(現住所と記載住所が一致していること)
- 海外に渡航することを証明する書類(パスポート、航空チケットなど)
- 免許用の写真(縦5cm×横4cm)
- 認め印
必要なお金(手数料)
2350円 (都道府県により若干差があるので事前にチェック)
取得の流れと所要時間
場所によって若干の差があると思われますが、即日発行される免許センターに行った場合の状況を紹介します。
当日の流れ
- 窓口で、2350円の証紙を買う
- 申請書類を記入(ハンコ使います)
- 別の窓口で、証紙と申請書と必要書類一式を提出
- 受付け番号を渡されて、完成するまで待機
- 完成後、国際免許を受け取って完了
所要時間
免許センターがそれほど混んでいなかったので、手続きはスムーズでした。書類を提出してから、国際免許が完成するまでの待ち時間が30分ほどでした。一度退席も可能でしたが、免許証は提出中で運転して出かけることは出来なかったので、暇つぶしのモノを持って行くことをおすすめします。
アメリカで国際運転免許を使うときの注意点
注意点は主に3つです。
- 場所によっては有効期限が短くなる
- パスポートと日本の免許証は一緒に携帯すること
- 現地の警察官が「国際運転免許」の存在を知らない可能性がある
日本で発行した国際運転免許は1年間有効なのですが、渡航先の国や地域によって「観光ビザが切れるまでの期間だけOK」「転居するなら○ヵ月以内に現地の免許を取らなければだめ」など、場所によるルールが様々です。
そしてハワイなど日本の運転免許だけで大丈夫な場所もあるので、渡航先のリサーチは必須です。ジョージア州では「住所が決まってから30日以内に免許を取得すること。」というルールがありますが、私は結局半年以上かかってしまいました。特に問題はなかったです。
また、国際運転免許は日本の運転免許の外国語訳なので、日本の運転免許の提示を求められることがあります。なので、日本の運転免許証とパスポートは一緒に携帯しておきましょう。
そして、国際運転免許が有効な地域でも、その存在を現地の警察官が知らない可能性もあるので、旅行ではなく現地に住む方は、早めに現地の免許を取得することをおすすめします。
また、有効期限の1年が満了した場合、近くの警察署や免許センターになるべく早く返却しなければならないというルールがあります。(そのチェックがされるかは謎です。)
さいごに
国際運転免許の申請自体はとても簡単です。ただ国や地域、アメリカなら州ごとにも交通ルールが異なるので注意が必要です。まずはトラブルに巻き込まれないように、安全運転で事故を起こさないように気をつけましょう。
*出国前の手続き*
*アメリカでの運転免許取得*
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