アメリカの洗濯機の使い方【写真付き解説】

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新生活でまず困るのが、各家電の使い方。アメリカの洗濯機はもちろん全てが英語表記。今回は、英語が読めずともこのブログを読めば今日から洗濯できるよう、アメリカ洗濯機の使い方を写真付きの3ステップで解説していきます。

 

 

洗濯機の使い方3ステップ

洗濯機

今回解説に使用するのは、我が家のアパート備え付けの洗濯機(Washing machine)です。アメリカの定番家電メーカーGEの大きな縦型タイプで、音もそこそこします。洗濯ルームの扉を閉めれば問題ないですが、お隣さんの洗濯機の音は、壁越しにちょっと聞こえてきます。

 

洗濯するにあたって、設定するのは主に以下の3ステップ

1.洗濯物の量(Load Size)

2.服の色  (Colors)

3.洗濯の温度 (Temperature)

 

この3ステップを設定したら、蓋を閉めてスタートボタンを押すだけです。では、それぞれの設定について簡単に説明します。 

 

設定1:洗濯物の量(Load Size)

洗濯量設定ボタン

この洗濯機は、それぞれつまみを回して設定するタイプです。まずは、一番左側の「洗濯物の量(Load Size)」を選択します。

 

量の種類は、6つに分かれていました。

・Small  (小) 1/3未満

・Medium  (中) 1/3~半分

・Large   (大) 半分~2/3

・Super  (特大) 2/3以上

・Precise Full (満杯) 満杯

【参考】GE APPLIANCES☞ Washers - Water Level and Load Size

洗濯物の量と設定が一致していないと、水が足りなくて汚れが落ちないということも起こりうるので、注意が必要です。

 

 

設定2:洗濯物の色(Colors)

色選択のボタン

続いては、中央のつまみで「洗濯物の色(Colors)」を設定します。ここには色だけでなく、洗濯物の種類を選択することもできます。

 

実際どのような設定があるのかというと・・・

1.Whites(白系) よいタイミングで液体漂白剤を入れてくれる

 ・Heavy  汚れ強め

 ・Medium 汚れ普通

 ・Light    汚れ弱め

2.Normal(標準) いちばんよく使うモード

 ・Heavy  汚れ強め

 ・Medium 汚れ普通       よく使うやつ

 ・Light    汚れ弱め

3.Delicates (デリケート)    手洗い向け、下着など

4.Casuals (カジュアル)    運動服など

5.Bulky Items(大きめアイテム) 布団、シーツ、厚手のコートなど

6.Drain and Spin(脱水)

 我が家では、Normal(標準)の Medium(普通汚れ)モードを最もよく使います。デリケートなものは洗濯ネットを活用したり、デリケートモードを使用したり。毛布などの大物はバルキーアイテムモードを使用しています。

 

 

設定3:洗濯の温度(Temperature)

温度のボタン

次に一番右側のつまみで「洗濯の温度(Temperature)」を選択します。日本では、水道水をそのまま常温で使用するのが一般的ですが、国や地域によって、洗濯機に備えられている水温設定は様々です。アメリカは地域によって水質が異なるので、場所によっては汚れが落ちにくい可能性があります。

 

設定は6つに分かれていました。

・Tap Cold(水道水の温度)温度調整はしない

・Cold(冷たい)    約60℉ (約15℃)

・Cool(ほどよく冷たい)約70℉ (約21℃)

・Colors(色物)     約75℉ (約24℃)

・Warm(温かい)   約80~100℉(約26~38℃) 

・Hot (熱い)    約110~140℉(約43~60℃) 

 メーカーによって差があるはずなので、あくまで目安です。

 

温度による特徴としては、

  • 低温 : 低コスト、色あせずらい、汚れが落ちにくい、粉末洗剤が残りやすい
  • 高温 : しつこい汚れ向き、細菌の消毒、色あせやすい、縮みやすい

また「All Cold Rinses」という表示がありますが、これは「すすぎは全てCold(冷たい水)」という意味です。普段の洗濯では、汚れ具合によって温度を使い分けていますが、縮むのが怖いので「Hot」はほとんど使っていません。

 

 

 

スタートボタンで洗濯開始

 スタートボタン

3ステップの設定が終われば、ふたを閉めて、右上の「スタートボタン」を押せば洗濯が始まります。洗濯中は、ふたにロックもかかるので、途中で止めて洗濯物を追加したい場合などは、このボタンで一時停止させます。また「すすぎ」をしっかりしたい時に使えるのが、左上の「Deep Rinse」ボタンです。

 

 

 

アメリカ洗濯機の注意点

洗濯機

これと同じタイプの洗濯機を使っている人に、知っておいてもらいたい注意点があります。この洗濯機、パッと見た感じ日本の縦型洗濯機にそっくりですが、洗濯槽に決定的な違いがあります。

 

 

洗濯層

ご覧の通り、洗濯槽の中央にぐるぐる混ぜるための棒が立っています! 初めて見たときはびっくりしました。洗濯機の見た目の大きさに反して、予想以上に洗濯物が入らない(笑)。こちら、アメリカでは一般的な「かくはん式」というタイプです。

 

 

洗濯物は巻き付けて入れない

注意点としては、中央の棒に洗濯物を巻き付けて入れないこと。(この図はダメな例(伝われ!))長いタオルなど、棒に巻き付けるように入れてしまうと、洗濯中にからまってしまい、汚れも落ちにくく洗濯効率が落ちてしまいます

 

 

正しい入れ方の図

正しい入れ方は、洗濯物が絡まないよう、棒に巻き付けずに洗濯物を入れます。棒に巻き付いてしまった場合、服が伸びてしまったり、驚くほどねじれてシワがよります。

 

 

漂白剤と柔軟剤の投入

漂白剤投入口の様子

この洗濯機の場合、液体漂白剤の投入口が写真左下のくぼみの部分にあります。そこには「LIQUID BLEACH ONLY(液体漂白剤のみ)」と書かれています。ここに投入することで、洗濯中、丁度良い具合に漂白剤が使用されるようです。そして、我が家のこの洗濯機には柔軟剤の投入口はありません。他の機種では、かくはん棒の中心に、柔軟剤の投入口が付いている場合があります。柔軟剤投入口が無い場合は、洗濯中、「すすぎ(Rinse)」の工程に入ったら一度洗濯機を止め、柔軟剤を投入するのが効果的と言われています。その際、衣類に直接柔軟剤をかけると、すすぎきれず色が付いてしまう恐れがあるので、洗濯槽の水の部分に柔軟剤を注ぐと良いそうです。(ですが、筆者はめんどくさがりなので、はじめから洗剤と共に柔軟剤を入れています。その場合、柔軟剤が洗剤を洗い流すのと同時に流れ出てしまい、効果が薄くなる可能性がありますが、今のところ大丈夫なので、はじめから入れちゃってます。)

 

 

かくはん棒に柔軟剤投入口あり

同じタイプの洗濯機に柔軟剤投入口がある場合は、こちらの写真のようになります。(この写真はこちらのページからお借りしました。)洗濯開始時に、この投入口に柔軟剤を入れておくだけです。

 

 

まとめ

このような縦型洗濯機は「かくはん棒」が特徴的ですが、それを除けば、使い方はいたってシンプルです。アメリカでは洗濯機と乾燥機がセットで設置されていることがほとんど。乾燥機の使い方や、乾燥させる時のシワ防止については、別の記事で詳しく紹介しています。

 

 

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