アメリカで日常的に扱う単位は、何かと見覚えがなくてややこしい。今回はそんな「長さの単位」についてまとめました。よく目にするのは車の運転時。そのような日常の使われ方も含めて解説していきます。
その他の単位についての記事はコチラから☞ 重さ / 体積 / 温度
長さの単位 | マイル・ヤード・フィート・インチ
アメリカの日常生活で用いられる長さの単位は主に以下の4種類です。
長い順から
- マイル(mile)
- ヤード(yard)
- フィート(feet)
- インチ(inch)
お店などでは、各単位の省略形で表示されていることが多いです。
換算表
簡単な換算表を作ってみました。
- 1マイル(mile) = 1609.344(m)=1609344(cm)
- 1ヤード(yard) = 91.44(cm)
- 1フィート(foot) = 30.48(cm)
- 1インチ (inch) = 2.54(cm)
それぞれの関係は、
1マイル(mile) =1760ヤード(yards) =5280フィート(feet)
1ヤード(yards) =3フィート(feet) =36インチ(inches)
1フィート(foot) =12インチ(inches)
とりあえず、ざっくり記憶しておくならば
- 1マイル → 1.6 km
- 1ヤード → 90 cm
- 1フィート → 30 cm
- 1インチ → 3 cm
くらいで十分だと思います。お店などで分からなければ、その場でネット検索が一番安心ですね。
単位は複数形で表示する
英語で単位を表現する時は、1以外全て単位が複数形になります。英語での会話で単位の話をする場合(いつだろう?)には、意識してみて下さい。
たとえば、マイルなら 1mile、2miles、3miles・・・
また、フィート(feet)は複数形なので、1foot、2feet、3feet・・・
アメリカ生活での使われ方(写真紹介)
実際にアメリカ生活の中で見つけた長さの単位について、写真と共に7つ紹介します。
1.車のメーターパネル(マイル)
中心の「0 MPH」は時速0マイル(0 miles per hour、mi/h)、つまり停車中です。その下には「27724 mi」とあります。総走行距離が27724マイル(44617km)です。ナビにも「あと1マイルで右折です」など指示されます。日本の「1km先右折」よりかなり余裕があります。
2.車のスピードメーター(マイル)
これも「MPH」時速マイル表示です。時速50mile、日本の感覚だと低い数字に感じますが、実際には時速80km出ているので、スピードの出しすぎには注意が必要です。
3.手芸屋さんの布売り場(ヤード)
こちらは手芸用品を多く取り扱う「JOANN」の布売り場の棚。布の値段がヤード(yd)単位で記載されています。
4.ソーシャルディスタンス(フィート)
コロナでよく見るようになったのが「ソーシャルディスタンス6feet」つまり約1.8m。どこのお店でもこのような表示があります。
5.運転マニュアル(フィート)
少し日常生活からはズレていますが、ここから人や物との距離にはフィートが多用されることを知りました。例えば「一瞬なら乗降のために停まっていい場所。例:交差点の横断歩道の20フィート(6m)以内」と記載されています。また免許取得の際には、身長をフィートで記入する必要がありました。
6.テーブルクロス(フィート、インチ)
こちらのパーティー用使い捨てテーブルクロスは、縦横の長さがインチ、面積が平方フィートで表示されています。このようにメートルが併記されていることも多いので、わざわざ長さを暗記していなくても、あまり困ることはありません。
7.アマゾンで買った大学ノート(インチ)
小さめのものはインチで表示されることが多いです。これは「9.75 in × 7.5 in」つまり「約25 cm × 19 cm」、日本のB5サイズより、横幅がちょっと長いです。長さの単位が異なるため、紙のサイズ感も独特です。紙サイズについては別記事で紹介しています。
まとめ
アメリカの長さの単位は多くてややこしいです。覚えていなくても日常生活で困ることは少ないですが、ざっくり記憶しておくと便利です。他の単位も独自路線が多いので、紹介記事を参考にしてみてください。
*単位がややこしいシリーズ・身の回りの例あり*
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